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完全自動運転のロボットタクシーの実現を目指す「ムービーズ」が資金調達

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2025年5月19日、株式会社ムービーズは、資金調達を発表しました。

ムービーズは、完全自動運転のロボットタクシーの実現を目指し、2024年5月に創業した金沢大学発スタートアップです。

2024年7月に、経済産業省「令和5年度補正 モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業」に補助対象事業者として採択されています。

また、2025年2月に、千葉県幕張新都心でロボットタクシーの実証実験を実施しています。


自動運転技術は、交通事故の大幅な減少、人件費の削減、交通の効率化や渋滞の緩和など、さまざまな分野に革新をもたらす次世代技術として、世界各地で開発が進められています。

従来の自動車が抱える課題としては、物流業界における人手不足や高コスト、交通事故の多発、過疎地域での移動手段の確保といった問題が挙げられます。自動運転技術は、こうした課題を一挙に解決できる可能性があり、その社会実装に大きな期待が寄せられています。

国内では、2025年2月3日から、茨城県日立市で、中型バスでのレベル4自動運転による運行が開始されています。

自動運転は自動化の度合いに応じて6段階に分けられており、レベル4は特定の条件やエリアに限定された完全自動運転を指します。たとえば、特別に整備された専用道路で無人バスを運行するようなケースが該当します。ただし、このレベルの運用には専用インフラの整備が必要であり、多額のコストがかかる点が課題とされています。

したがって、どのような環境下でも完全自動運転が可能なレベル5の自動運転技術の実現が待たれています。

このような背景のもと、ムービーズは、完全自動運転のロボットタクシーの実現を目指し、自動運転技術の開発と実証実験を進めています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ DX タクシー モビリティ ロボット 大学発スタートアップ 完全自動運転 株式会社 無人 自動車 自動運転 資金調達 金沢大学
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