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2025年3月28日AI医療機器の研究開発や遠隔医療サービスを手がける「AMI」が資金調達

2025年3月24日、AMI株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
AMIは、心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器「超聴診器」の研究開発を通して、聴診DXに取り組む研究開発型スタートアップです。
心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器「超聴診器」は、心電・心音の同時計測・独自アルゴリズム・データ処理により、心臓聴診において「いつでも」「どこでも」「誰でも」「侵襲なく」医師の診断をアシストする情報を提供する医療機器です。
すでに「心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ」を市場に投入しており、遠隔医療支援システム「クラウド超診」と合わせ、心音データや心電データに関する遠隔医療支援を実現しています。
今回調達した資金は、薬事承認済の「心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ」の販売拡大、遠隔医療支援システム「クラウド超診」の普及促進による質の高い遠隔医療の実現、心疾患の早期発見と重症化予防に向けたデジタルバイオマーカーの研究開発に活用します。
日本では、心疾患ががんに次ぐ第2位の死亡原因となっており、年間約20万人が心疾患で命を落としています。
高齢化により心疾患の患者数は増加しており、早期発見や革新的な治療法へのニーズが高まっています。
心疾患の兆候を見つけるためには、聴診器を用いた心音の確認や、心臓超音波装置(エコー検査)による心臓の動きの詳細な調査が行われます。エコー検査は多くの兆候を捉えることができますが、装置が大型で持ち運びが困難なため、主に医療機関内で利用されています。
一方、聴診は手軽でありながら、多様な疾患の兆候を発見できる利点がありますが、医師のスキルや経験に大きく依存するため、聴診を行う医師の数が減少傾向にあります。
そこで、AMIはテクノロジーを活用して聴診器による診察を支援するシステムを提供し、より多くの医療機関で心疾患の早期発見を可能にすることを目指しています。
ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
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