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症状から疾患情報や近隣の医療機関を検索できる「ユビー」などを手がける「Ubie」が資金調達

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2025年3月6日、Ubie株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、日本郵政キャピタル株式会社です。

Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」や、医療機関向け業務効率化サービス「ユビーメディカルナビ」、製薬企業向け「ユビー for Pharma」などを提供しています。

「ユビー」は、症状から疾患情報や近隣の医療機関を検索できる生活者向けサービスです。一問一答形式の質問に答えていくことで関連する病気や対象法がわかるサービスです。また、受診すべき診療科や近隣の病院・クリニックの発見もサポートしています。

「ユビーメディカルナビ」は、AI問診(Web問診)による院内の業務効率化と、患者と医療機関の最適なマッチングを通じ、医療機関の業務効率化と患者体験を向上させる医療機関向けサービスです。

今回調達した資金は、既存・新規事業の開発、グロースなどに活用します。


一般社団法人全国公私病院連盟「令和5年 病院運営実態分析調査の概要」(2023年6月調査)によると、全体で76.9%の病院が黒字であると推計されています。

この赤字病院の割合が高い状況は長年続いており、医療業界では経営環境の厳しさが大きな課題です。

病院経営の課題のひとつが集患です。病院は医療サービスを提供することで収益をあげるサービス業であるため、安定した経営を維持するには、一定の患者数を確保する必要があります。

ユビーは、気になる症状について医師監修の質問に答えることで、関連する病気や、診療科、近隣の医療機関を無料で調べられるサービス「ユビー」を提供しています。このサービスを通じて、生活者が適切な医療を受けられる環境を整備するとともに、医療機関の集患を支援しています。

また、医療機関の業務効率化やサービスの充実を図るソリューションも提供し、医療機関が抱えるさまざまな課題の解決に貢献しています。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
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