創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年3月5日【厚生労働省】「男女間賃金差異分析ツール」が公開 自社の賃金差異の要因分析が可能に

2025年3月3日、厚生労働省は、「男女間賃金差異分析ツール」を公開したことを発表しました。
このツールは、主に中小企業を対象とした、男女間賃金債の要因を分析できる簡易的なツールです。
同業種・同従業員規模の企業平均データとの比較により自社の賃金差異の要因を分析できます。
特徴
・自社の男女間賃金差異をはじめとする労務管理の基本データを同業種・同従業員規模の企業平均データと比較することで自社の女性活躍に関する強みや課題を明らかにすることができます
・男女間の賃金差異が生じる要因・課題に応じた雇用管理の見直しに係るアドバイスが得られます
2015年の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、目標の一つとして「ジェンダー平等を実現しよう」が掲げられています。
現在、社会的・文化的に形成された性差が、不平等や格差を生む要因となっています。世界経済フォーラムが発表した最新の報告(2024年6月12日)によると、日本は146か国中118位と低い順位にとどまっており、とくに「政治」と「経済」の分野での課題が指摘されています。
こうした状況を受け、日本では2015年に「女性活躍推進法」が制定され、女性が自らの個性や能力を十分に発揮できる社会の実現を目指しています。これを踏まえ、企業においても制度の整備や職場環境の改善が進められ、女性の活躍を促す取り組みが広がっています。
日本の男女間賃金格差は長期的には縮小傾向にありますが、諸外国と比較すると大きい水準にあります。
たとえば、2021年の男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は75.2です。OECD平均は88.4であるため、さらなる格差縮小が求められています。
創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。
また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 便利なサービス |
---|---|
関連タグ | 労働者 労務管理 厚生労働省 女性活躍推進 男女間の賃金格差解消のためのガイドライン 男女間賃金差異分析ツール 男女間賃金格差 賃金差異 賃金格差 |
便利なサービスの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年4月17日、厚生労働省は、令和7年度「厚生労働科学研究費補助金」の2次公募について発表しました。 「厚生労働科学研究の振興を促し、もって、国民の保健医療、福祉、生活衛生、労働安全衛生等に関し…
2024年8月21日、東京都は、令和6年度新規事業として「はたらく女性スクエア」を青山に開設することを発表しました。 また、開設にあたり、2024年9月11日(水)にオープニングイベントを開催します。…
厚生労働省は「人材開発支援助成金」について発表しました。 人材開発支援助成金は、事業主等が雇用する労働者に対して、職務に関連した専門的な知識及び技能を習得させるための職業訓練等を計画に沿って実施した場…
厚生労働省は「受動喫煙防止対策助成金」について発表しました。 中小企業事業主による受動喫煙防止のための施設設備の整備に助成金を交付します。 対象事業主 労働者災害補償保険の適用事業主で、中小企業事業主…
2018年11月6日、freee株式会社は、「人事労務freee」が「Slack」との連携を開始したことを発表しました。 「人事労務freee」は、給与計算や労務管理を大幅に効率化する、クラウド型の人…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…