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2025年2月25日ブロックチェーンゲームを開発・運営する「double jump.tokyo」が資金調達

2025年2月21日、double jump.tokyo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、TISインテックグループのTIS株式会社です。
double jump.tokyoは、Web3ゲーム(ブロックチェーンゲーム)開発事業や、独自ブロックチェーン(Verse)の構築支援、ビジネス向けNFT管理サービス「N Suite」、ウォレット開発支援事業を展開しています。
Web3ゲームとしては、「My Crypto Heroes」「BRAVE FRONTIER HEROES」などのタイトルを展開しています。
今回の資金調達を通じ、double jump.tokyoのブロックチェーン技術やエンタープライズ向けソリューションの知見と、TISの決済インフラや金融領域における強みを融合し、Web3・ブロックチェーン技術の社会実装を推進します。
具体的には、ステーブルコイン決済の普及を促進するため、事業者向けの包括的な支援サービスを開始します。
ブロックチェーン技術を基盤とする暗号資産は、低コストで迅速な国際送金が可能であり、金融機関を介さずに取引できることから、次世代の通貨として期待されてきました。
しかし、現在の暗号資産は主にマイニングや投資の対象として利用されており、日常的な決済手段としての普及は進んでいません。その要因のひとつとして、暗号資産特有の価格変動の大きさ(ボラティリティの高さ)が挙げられます。価格が大きく変動するため、安定した取引や決済には不向きな状況となってしまっています。
また、暗号資産を用いた決済では、日本円などの法定通貨への換金が必要となり、手続きや手数料が発生することも課題です。こうした問題を解決するために誕生したのが、価格を安定させる仕組みを持つ「ステーブルコイン」です。
ステーブルコインにはさまざまな種類があり、法定通貨を担保とするもの、発行量を調整して価格を一定に保つもの、主要な暗号資産を担保とするものなど、それぞれ異なる仕組みで価格の安定を図っています。
このようにステーブルコインは次世代の決済手段としてメリットのあるものですが、国内ではステーブルコイン決済に対応したシステムや決済端末の普及はまだ進んでいない現状があります。
そこでdouble jump.tokyoとTISは、ステーブルコイン決済の普及を促進するため、事業者向けの包括的な支援サービスを開始するとしています。
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