中小企業等経営強化法に基づく「先端設備等導入計画」の認定状況(2024年9月30日時点)

tips

2025年1月30日、中小企業庁は、中小企業等経営強化法に基づく「先端設備等導入計画」に関して、2024年9月30日の認定状況について公表しました。

2023年4月1日制度改正後の先端設備等導入計画について

・計画認定件数:14,919件(9,111件)
・設備等の数量:62,584台(33,202台)
・設備投資の額:約7,539億円(約4,785億円)


「先端設備等導入計画」は、中小企業等経営強化法に基づき、中小企業が設備投資を通じて労働生産性の向上を図るための計画です。

この計画では、市区町村が国から「導入促進基本計画」の同意を得ている場合に限り、中小企業が計画の認定を受けることができます。認定を受けると、税制支援や金融面での優遇措置などの支援を受けられるため、企業の成長と経営基盤の強化に役立っています。

【ポイント1】「導入促進基本計画」の同意を受けた市区町村で設備を導入する中小企業が対象
「導入促進基本計画」の同意を受けた市区町村で、新たに設備を導入しようとする中小企業を、国と市区町村が一体となって、生産性の向上や賃上げを強力に後押しします。

【ポイント2】事前確認を受けた計画が対象
認定経営革新等支援機関(商工会議所・商工会・中央会、士業、地域金融機関等)に事前に計画の確認を受け、市区町村に申請する必要があります。

【ポイント3】認定された場合、計画実行のための支援措置(税制措置等)が受けられます
・税制措置:認定計画に基づき取得した一定の設備について、固定資産税の特例措置を受けられます。
・金融支援:民間金融機関の融資に対する信用保証の支援を受けられます。

【支援措置】
・生産性を高めるための設備を取得した場合、固定資産税の軽減措置により税制面から支援。
・地方税法に基づき、課税標準を3年間、1/2に軽減。さらに、賃上げ方針を従業員に表明した場合は、最長5年間、1/3に軽減。
・計画に基づく事業に必要な資金繰りを支援(信用保証)。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 中小企業 先端設備 先端設備等導入制度 導入 税制支援 設備 設備投資 認定 認定状況 金融支援
詳細はこちら

中小企業等経営強化法に基づく「先端設備等導入計画」の認定状況について(令和6年9月30日現在)

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

三菱UFJ技術育成財団「研究開発助成金」 第1回公募は5/20締切
三菱UFJ技術育成財団は「研究開発助成金」について発表しました。 技術指向型の中小企業の新技術、新製品等の研究開発に対する助成金です。 「対象者」 原則として設立後もしくは創業後または新規事業進出後5…
【東京都】令和4年度「DXリスキリング助成金」(中小企業人材スキルアップ支援事業)
東京都は、令和4年度「DXリスキリング助成金」(中小企業人材スキルアップ支援事業)について発表しました。 都内中小企業などが従業員に対して、民間の教育機関などが提供するデジタルトランスフォーメーション…
設備点検用ドローンブランド「Rangleシリーズ」を展開する「DRONE SPORTS」が1億円調達
2025年1月20日、DRONE SPORTS株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 DRONE SPORTSは、設備点検用ドローン「Rangleシリーズ」を企画・開発・製造してい…
【4/11開催】セミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」
大阪中小企業投資育成株式会社が主催するセミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」が開催されます。 最新のセキュリティ動向をお伝えするとともに、中小企業でも取り組むことができるセキュリティ…
連続生産設備「iFactory」などの設計・製造・販売を行う「iFactory」が2億円調達
2023年7月3日、株式会社iFactoryは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 iFactoryは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術開発機構の戦略的省エネルギー技術革新プロ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集