注目のスタートアップ

一次産業向けの人材支援サービスなどを展開する「YUIME」が4.4億円調達

company

2025年1月20日、YUIME株式会社は、総額4億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

YUIMEは、一次産業のインフラとしての人材支援サービスを核にプラットフォームの提供を目指しています。

現在、特定技能外国人を中心とした労働力支援「YUIWORK」や、日本人コア人材の採用支援サービス「YUIMARU Japan」、課題解決型メディア「YUIME Japan」、人材教育・栽培データ・営農ノウハウの蓄積が可能な自社試験農場「YUIME FARM」の運営を行っています。

今回の資金調達により、海外人材を中心とした人材支援サービスを核としたプラットフォーム事業の構築を進めます。


厚生労働省の発表によると、2023年10月末時点の国内における外国人労働者数は204万8,675人で、前年比22万5,950人増加しました。またこの数は、外国人雇用状況の届出制度が義務化された2007年以降で過去最高を記録しています。

少子高齢化が進行する日本では、労働力人口の減少が大きな課題です。とくに地方では、若年層の人口流出が顕著であり、人手不足の解消に向けた外国人労働者の活用が重要な取り組みとなっています。

こうした背景を受け、2019年4月に「特定技能制度」が導入されました。この制度は、国内で人材を確保するのが困難な産業分野において、一定の専門性や技能を持つ外国人を受け入れる仕組みです。特定技能制度は、外国人労働者の増加を促進し、人手不足が深刻な業界における労働力確保に貢献しています。

こうしたなかで、YUIMEは一次産業のインフラとしての人材支援サービスを展開しています。

農業・漁業・林業などの一次産業は、高齢化による生産性の低下と深刻な人手不足を課題として抱えています。

たとえば、農林水産省の「農業労働力に関する統計」によると、基幹的農業従事者数は2015年に175.7万人だったものが、2022年には122.6万人と、50万人以上が減少しているという事実があります。

そのため一次産業ではこの人手不足を補うため、外国人材の受け入れ・活用が重要なテーマのひとつとなっているのです。

人材の採用は、企業の成長に直結する重要な業務です。しかし創業期は人材採用のノウハウがなく、さらに大きな投資となることが想定されることから、しっかりと準備をすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

また、こちらも無料でお送りしている「資金調達手帳」では、資金調達に関する情報も提供しています。企業の成長にとっては人材も資金もどちらも重要です。最適な施策を打つには、しっかりと情報を入手することが重要です。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB YUIMARU Japan YUIME YUIME FARM YUIME Japan YUIWORK プラットフォーム 一次産業 人材 人材採用 人材教育 労働力 営農 外国人労働者 外国人雇用 採用支援 支援 株式会社 海外人材 特定技能 特定技能外国人 資金調達 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ノーコードのガイド・ナビゲーションツールを提供する「テックタッチ」が日本政策金融公庫より2.5億円の新株予約権付融資を実行
2023年2月8日、テックタッチ株式会社は、日本政策金融公庫より新株予約権付融資として、2億5,000万円の融資を実行されたことを発表しました。 テックタッチは、ノーコードのガイド・ナビゲーションツー…
製造業向けスキルマネジメントシステムを提供する「Skillnote」が4.1億円調達
2023年6月21日、株式会社Skillnoteは、総額約4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、富士通株式会社と業務提携の検討を行うことに合意したこと、富士通は富士通ベンチ…
ショッピングアシストアプリ「PLUG」を運営する「STRACT」が10.3億円調達
2024年11月20日、株式会社STRACTは、総額10億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 STRACTは、ショッピングアシストアプリ「PLUG(プラグ)」を提供しています。 提携…
AR現場支援ソリューション「Dive」を開発・提供する「エピソテック」が3,000万円調達
2023年11月8日、エピソテック株式会社は、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、福井コンピュータホールディングス株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルであるIFAC…
VTuberグループ「にじさんじ」運営の「いちから」が19億円調達
2020年4月14日、いちから株式会社は、総額約19億円の資金調達を実施したことを発表しました。 VTuberグループ「にじさんじ」を中心に、日本・海外でエンターテインメント事業を展開しています。 バ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集