注目のスタートアップ

AIマッチングテクノロジーを活用したSES企業「Rezon」が3000万円調達

company

2024年12月2日、株式会社Rezonは、総額3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Rezonは、ITエンジニア・現場の不安やミスマッチを軽減し、さらにエンジニアへの高還元とキャリアサポートを実現するため、独自のAIツールを用いてエンジニアに幅広い案件の選択肢を提供しています。

今回の資金調達により、独自のAIツールを用いた営業組織を拡大し、国内SES業界の多重下請構造の解消を目指します。


SES(システムエンジニアリングサービス)は、システムの開発や、保守、運用といった特定の業務に対して、ITエンジニアを提供するサービスです。派遣契約との違いは、エンジニアの指揮命令権がクライアント側ではなく、SES企業にある点です。

このサービスの利点として、ITを専門としない企業でも必要なタイミングで希望するエンジニアを確保できることや、エンジニアがクライアントの指示に左右されず働ける点が挙げられます。

IT業界では、客先常駐を行っている企業が全体の9割以上を占め、そこで働くエンジニアも7割を超えるというデータがあります。このことからも、SESが業界内で重要な役割を担っていることがわかります。

しかし、現行のSESビジネスモデルには、複数の企業が関与することで生じる多重請負による中間搾取や、情報伝達の遅れ、契約の煩雑化など、いくつかの課題が存在します。ほかにも、ITエンジニア自身が希望する案件を選ぶことが難しいため、自身の思うようなキャリア形成ができないという課題を抱えています。

このような背景のもと、エンジニアの待遇やキャリアパスを改善した新SES企業が登場し、業界での影響力を高めてきています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB ITエンジニア SES エンジニア キャリア システムエンジニア テクノロジー マッチング 人材 営業 株式会社 案件 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ベトナムのITエンジニア人材を中心としたラボ型開発事業などを展開する「freecracy」が資金調達
2023年6月19日、freecracy株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 freecracyは、ラボ型開発事業、ATS/HRIS SaaS事業、HiringTechプラットフォーム「…
独自の無線多段中継テクノロジーによる無線通信ソリューションを提供する「PicoCELA」が「西尾レントオール」から資金調達
2023年1月16日、PicoCELA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、西尾レントオール株式会社です。 PicoCELAは、無線通信に関する特許技術を活用した無線通信製品の…
コミュニケーションのAI解析「UpSighter」提供の「コグニティ」が1.9億円調達
2020年1月15日、コグニティ株式会社は、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIがトーク内容を自動解析し改善点を提示するサービス「UpSighter(アップ・サイター)…
「CM.com Japan」のメール配信サービス「Emailキャンペーン」にA/BテストとHTMLエディタ機能が追加
2020年9月24日、CM.com Japan株式会社は、9月28日から、「Emailキャンペーン」においてにA/BテストとHTMLエディタを新機能として追加し、提供することを発表しました。 「Ema…
バグバウンティプラットフォーム「IssueHunt バグバウンティ」などを提供する「IssueHunt」が資金調達
2023年6月21日、IssueHunt株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 IssueHuntは、バグバウンティプラットフォーム「IssueHunt バグバウンティ」や、脆弱性報告受付…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集