創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年11月26日【最大300万円補助】「中小企業等海外展開支援事業費補助金(令和6年度 海外権利化支援事業)」

特許庁補助金「中小企業等海外展開支援事業費補助金(令和6年度 海外権利化支援事業)」のご案内です。
海外への事業展開等を計画している中小企業等に対して、海外における発明、実用新案、意匠または商標の権利化のための出願(出願手続)、特許出願に対して外国特許庁から発せられた拒絶理由通知に対する応答(中間応答)、特許出願に対する出願審査の請求(審査請求)に要する経費の一部を交付することで、中小企業等の戦略的な外国出願を促進し、知的財産権を活用した海外展開を支援することを目的としています。
補助率・補助上限額
補助率:対象経費の1/2以内
補助上限額:
「出願手続」
1法人(又は1個人)あたり300万円以内
※大学等は1法人あたりの上限額なし
1申請案件あたり
a. 特許出願150万円
b. 実用新案登録出願、意匠登録出願又は商標登録出願60万円
c. 冒認対策商標出願30万円
「中間応答等」:
1手続(各国別)あたり50万円
1法人(又は1個人)あたりの上限額なし
申請書受付期間
出願手続:2024年11月18日(月)~12月3日(火)12:00
中間応答等:2024年5月30日(木)~2025年2月7日(金)12:00
知的財産は、企業が競争力を強化するための重要な資源です。特許を取得することで、企業は自社の技術や製品を保護し、模倣品の流通を防ぐだけでなく、市場での優位性を確保することができます。
特許庁の調査によると、知的財産を所有している中小企業は、所有していない企業に比べて売上高営業利益率が高いことが確認されており、知的財産が企業の収益性向上に寄与していることがわかります。
しかし、特に外国での特許出願には多くの課題が伴います。手続きにかかる高額な費用、各国特許制度の相違、外国語対応の煩雑さなどがその一例です。こうしたハードルが原因で、海外特許の出願をためらう企業も少なくありません。しかし、国内で特許を取得しても、海外で模倣品が製造・販売される場合、効果的な対応が難しくなる可能性があります。
そのため、企業は市場規模や競合他社の動向、コスト対効果を総合的に検討し、外国特許の取得を戦略的に進めることが重要です。適切な知的財産戦略を立てることで、海外市場でも競争力を確保し、事業の成長を支えることが期待できます。
このような背景のもと、特許庁は中小企業の海外での権利取得を支援するため、「出願手続」「中間応答」「審査請求」において補助金を交付しています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | スタートアップ 中小企業 中小企業等海外展開支援事業費補助金 中間応答 出願 助成金 外国出願 外国出願・審査請求・中間応答支援(海外権利化支援事業) 大学 審査請求 権利化 海外権利化支援事業 特許 発明 知的財産権 補助金 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年から、中小企業基本法の公布・施行日である7月20日を「中小企業の日」、7月の1カ月間を「中小企業魅力発信月間」としています。 中小企業・小規模事業者の存在意義や魅力などを国民に発信していくた…
農林水産「就農準備資金・経営開始資金」のご案内です。 就農準備資金 道府県農業大学校や先進農家などで研修を受ける場合、研修期間中に月12.5万円(年間最大150万円)を最長2年間交付します。 交付対象…
2022年8月31日、SoFun株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、京都信用金庫の100%子会社である株式会社京信ソーシャルキャピタルです。 SoFunは、若手経営者の発掘と…
「物流標準化促進事業費補助金(物流データの標準化促進に向けたオープンプラットフォーム構築支援事業)」のご案内です。 地域特性を踏まえつつ共同輸配送等を図る取組を促進し物流データの標準化を目指すため、物…
国土交通省観光庁は「災害・急病等危機管理対応事業」を実施しています。 訪日外国人旅行者が我が国を安心して旅行できる環境を整備するため、観光施設等における衛生環境の強化、災害時の避難所機能の強化・多言語…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…