注目のスタートアップ

EC事業者と譲受ブランドの売上最大化を実現する「ACROVE」が20億円調達

company

2024年9月12日、株式会社ACROVEは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ACROVEは、CX(コマーストランスフォーメーション)事業や、ECロールアップ事業を展開しています。

CX事業では、BIツールの提供やマーケティング戦略の立案・実行により、顧客企業のECブランドの売上最大化を支援しています。

ECロールアップ事業では、自社ブランドの立ち上げのほか、顧客企業のブランドをM&Aによって引き継ぎ、さらなるバリューアップを実現しています。

今回の資金は、M&A資金、体制拡充、エコシステム確立のための人員採用、ECデータ分析プラットフォーム「ACROVE FORCE」の機能拡充などに活用します。


経済産業省の「令和4年度電子商取引に関する市場調査」によると、2022年の物販系分野におけるBtoC-EC市場規模は13兆9,997億円に達し、前年から7,132億円増加しました。また、EC化率も9.13%と前年より0.35ポイント上昇し、EC市場は引き続き堅調な成長を見せています。外国と比較しても日本のEC化率はまだ低いため、今後も成長の余地が大いにあります。

しかし、EC事業には商品企画やECサイト運営、在庫管理、マーケティング、受発注管理、出荷、アフターフォローなど多岐にわたる業務が伴います。そのため、参入した事業者が十分な成長を遂げられず、課題に直面するケースも少なくありません。

こうした背景のもと、M&AによってEC事業などを譲り受け、ノウハウやリソースを投下したり、複数事業のシナジーを活かしたりすることで、さらなる成長を目指すというモデルが成長しています。

M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略として重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ACROVE ACROVE FORCE BIツール BtoB CX EC ECプラットフォーム ECロールアップ M&A コマーストランスフォーメーション 事業承継 売上 最大化 株式会社 資金調達
事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自然言語AI搭載アド・ネットワーク「CANDY」運営の「スリーアイズ」が資金調達
2019年9月25日、株式会社スリーアイズは、資金調達を実施したことを発表しました。 自然言語AIを搭載するアド・ネットワーク「CANDY」を開発・運営しています。 cookieを参照せず、高精度な記…
光コム技術を活用した形状測定器開発・提供の「XTIA」が17億円調達
2020年2月21日、株式会社XTIAは、総額17億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先である、株式会社ニコン、JUKI株式会社、双日株式会社とは業務提携契約も締結しました。 XT…
医療通訳サービス「mediPhone」など展開の「メディフォン」が11億円調達
2022年6月30日、メディフォン株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」や、健康管理SaaS「mediment(メディ…
微生物群を使用した廃棄物処理技術を提供する「komham」が5,000万円調達
2021年3月30日、株式会社komhamは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 有機性廃棄物を高速分解/減容する能力を持つkomham菌の研究と、komham菌を活用したバイオマ…
在庫分析クラウドシステム提供の「フルカイテン」が5億円調達
2021年7月6日、フルカイテン株式会社は、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 在庫の運用効率を上げ売上・粗利・キャッシュフローを最大化する在庫分析クラウドサービス「FULL KAITEN…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集