注目のスタートアップ

不動産・建築DXプラットフォーム「PICKFORM」を開発・提供する「PICK」が資金調達

company

2024年8月26日、株式会社PICKは、資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達により、累計調達額は約5億円となりました。

PICKは、不動産・建築DXプラットフォーム「PICKFORM」を開発・提供しています。

現在、電子契約サービス「PICKFORM 電子契約」、案件管理サービス「PICKFORM 案件管理」、営業支援サービス「PICKFORM 顧客管理」を提供しています。

「PICKFORM 電子契約」は、国内で唯一、国土交通大臣から宅建業法に適法であるという回答を受けています。

今回の資金は、複数プロダクトの開発、マーケティング、人材採用などに充当します。


契約は、不動産業界に限らず、すべての企業運営において重要な業務のひとつです。

契約書の取り扱いでは、1枚ごとの押印や、適切な保管、印刷・郵送など、多くの負担がかかっています。そのためテクノロジーを活用した効率化が求められています。

とくに不動産取引では、多くの契約書が必要となり、その処理には非常に手間がかかっています。

こうした状況下で、不動産業界では、2022年5月18日に施行された宅地建物取引業法の一部改正により、重要事項説明書などへの押印が不要となり、書類や契約書の電子交付が可能になりました。この改正により、不動産取引の電子契約が本格的に進んでいます。

この一部改正は、不動産業界にとってデジタル化を進める機会として認識されています。人手不足に悩む中小規模の事業所でも、新たなツールを導入して効率化を図る動きが増えていくと考えられます。

こうした背景のもと、PICKは「PICKFORM 電子契約」をはじめに、不動産・建築事業者向けのデジタルツールを提供し、業務効率化に貢献しています。

また、現在は「契約時」に対応するサービスをメインで提供してきましたが、今後は「契約前」「契約後」にも対応するプロダクトを2年間で7つローンチする計画です。

サービスの成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX PICK PICKFORM プラットフォーム 不動産 営業支援 建築 株式会社 案件管理 資金調達 電子契約 顧客管理
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウドセキュリティプラットフォームを提供する「Cloudbase」が1億円調達
2024年3月28日、Cloudbase株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズAラウンドの調達総額は12.5億円、累計調達額は13.9億円となりました。 C…
店舗マネジメントツール「はたLuck」提供の「HataLuck and Person」が8億円調達
2022年7月14日、株式会社HataLuck and Personは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HataLuck and Personは、小売・飲食・サービス業に特化した店…
「電通国際情報サービス」が次世代スマート・オフィス/ビルディング・ソリューション「wecrew」の開発に着手
2020年5月7日、株式会社電通国際情報サービスは、次世代スマート・オフィス/ビルディング・ソリューション「wecrew(ウィクルー)」の開発に着手したことを発表しました。 2020年夏の提供を予定し…
課題解決型インターンシップを秋田県内の中小企業向けに提供する「ローカルクエスト」が創業・資金調達
2022年10月27日、ローカルクエスト株式会社は、2022年10月5日に創業したことと、資金調達を実施したことを発表しました。 ローカルクエストは、秋田県内の中小企業に向け、課題解決型インターンシッ…
音声自動文字起こしサービス「Smart書記」提供の「エピックベース」が8,500万円調達
2020年3月12日、エピックベース株式会社は、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社メディアドゥから独立し、エピックベース株式会社を設立したことも併せて発表しまし…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集