注目のスタートアップ

腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を提供する「サイキンソー」が資金調達

company

2024年8月1日、株式会社サイキンソーは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、日東紡績株式会社、株式会社日本海ラボ、フジ日本精糖株式会社の3社です。

今回の資金調達により、シリーズD累計調達額は約11.5億円となりました。

サイキンソーは、個人向け腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー(Mykinso)」や、医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」、乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」、口腔内細菌叢検査サービス「マイキンソーオーラル(Mykinso Oral)」などを展開しています。

腸内細菌叢検査においては国内最大規模の検査実績があり、菌叢データベースを活用し、細菌叢解析結果と生活習慣改善の参考となるアドバイスやコンテンツの提供、ソリューションなど多様なビジネスを展開しています。

今回の資金調達により、個々人の腸内細菌叢(腸内フローラ)データに合わせた食生活やライフスタイルを提案するパーソナライズドソリューションを推進していきます。


人間の腸内には、体内に棲む細菌の約9割が存在し、多種多様な細菌が群れのように生息しています。これを腸内細菌叢(腸内フローラ)と呼びます。

腸内フローラは、消化できない食べ物を栄養に変換する、腸内のバリア機能を向上させる、善玉菌・悪玉菌・中間菌のバランスを保つことで身体全体の健康を維持するなど、さまざまな役割を担っています。

また、腸内細菌は体質以外にも性格にまで影響を与えるという驚きの研究もあります。このように腸内細菌は人間に大きな影響を与えていることが報告されており、医療・ヘルスケア分野で高い注目を集めています。

サイキンソーはこうした背景のもと、検査キットを使用して便を採取し郵送することで腸内フローラを検査できるサービス「マイキンソー」を提供しています。ユーザーはこの検査結果やアドバイスをもとに生活習慣や食生活の改善を図ることができます。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Mykinso サイキンソー ヘルスケア マイキンソー ライオン 健康 株式会社 検査 生活習慣 細菌叢 腸内 腸内フローラ 腸内細菌叢 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

小型SAR衛星開発やクラウド型衛星データソリューション提供の「Synspective」が119億円調達
2022年3月29日、株式会社Synspectiveは、総額119億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Synspectiveは、小型SAR衛星の開発・運用と、衛星による観測データを活用したク…
ヘリカル型核融合炉の開発を目指す「Helical Fusion」が資金調達
2022年11月8日、株式会社Helical Fusionは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、KDDI Green Partners Fundと、Nikon-SBI Innovati…
「H.I.F.」が「ファブリカコミュニケーションズ」と中古車購入におけるAIを活用した与信システム事業化に向けた基本合意・トライアル開始
2022年6月16日、H.I.F.株式会社は、株式会社ファブリカコミュニケーションズと、両社のリソースを活用し中古車購入におけるAIを活用した新たな与信サービスの提供に向けた協議・検討を行うことで基本…
ロボティクスを活用した小売業向け自動化ソリューションを提供する「ROMS」が12億円調達
2022年9月14日、株式会社ROMSは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ROMSは、ロボティクスを活用した小売業向け自動化ソリューションを提供しています。 具体的には、次世代…
保育・教育・療育施設向け組織・人材育成クラウド「KatagrMa」を提供する「カタグルマ」が1.7億円調達
2024年8月2日、株式会社カタグルマは、総額1億7,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カタグルマは、保育・教育・療育施設向け組織・人材育成クラウド「KatagrMa(カタグルマ)」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集