注目のスタートアップ

製造業特化のAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」を提供する「ミライのゲンバ」が1.74億円調達

company

2024年7月18日、株式会社ミライのゲンバは、総額約1億7,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ミライのゲンバは、製造現場に特化したAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」を提供しています。

製造現場での運用を変えることなく、ペーパーレスを実現するAI電子帳票システムです。

さまざまな現場の帳票フォーマットを学習した独自AIにより、PDFなどから自動で電子帳票を作成します。

また、現場作業者の手書き文字を識別しながら記入のアシストを行う独自の入力手法を提供しています。これにより、タイピングのできない環境でも、紙のように直感的に記録を行うことができます。

今回の資金は、プロダクト開発、採用・組織体制の強化に充当する予定です。

今後、より複雑な運用が行われている製造現場のデジタル化や、生成AIを活用した自動分析機能、他サービスとのAPI連携などを実現していきます。


電子帳票システムは、企業・工場などにおける書類・伝票を、紙ではなくデジタル上で作成・管理するためのシステムです。

電子帳票システムは、書類の保管・整理効率化、紙の使用削減、過去のデータ活用の促進、情報共有の効率化、ミス削減などのメリットをもたらします。

このようにさまざまな利点のあるシステムですが、現場での導入・運用にはいくつもの障壁があります。

たとえば製造業の現場では、機器の操作・管理のために立ちっぱなしであることも多く、PCによって電子帳票を記録することが難しいケースが多数あります。そのためタブレットが導入されることも多いのですが、その操作性などにより、結局は紙の書類のほうが使いやすいということになってしまうこともあります。

また、現場で用いられている既存の帳票は多様なフォーマットであるため、新たなシステムを導入し、そのフォーマットに慣れる必要があるというのも導入コストが高くなっている要因のひとつです。

ミライのゲンバは、こうした製造現場の事情を考慮したAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」を提供し、製造現場のデジタル化・ペーパーレス化に貢献しています。

さまざまなデジタルツールが登場している現在、企業を成長させるためには、自社に最適なテクノロジーやシステムを導入・活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、こうした設備や生産性向上に向けた投資のためには、資金調達を実施することも必要かもしれません。「資金調達手帳」では、出資や融資に関するノウハウなどを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB ゲンバ システム ペーパーレス ミライのゲンバ< ミライのゲンバ帳票 ものづくり 帳票 株式会社 現場 自動 製造 製造業 記録 資金調達 電子
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

日本発の技術を基盤に米国で次世代植物工場事業を展開する「Oishii Farm」が30億円調達
2024年2月28日、Oishii Farm Corporation(本社:アメリカ・ニュージャージー州)は、日本円にして総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Oishii Farm…
現場の音声コミュニケーションソリューション提供の「BONX」が7億円調達
2021年9月6日、株式会社BONXは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 グループトークソリューション「BONX WORK」と、専用イヤフォンである「BONX Grip」・「BON…
腸内細菌×脳波のデータ研究を軸としたヘルステック事業を展開する「ORKAホールディングス」が資金調達
2023年9月1日、ORKAホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 研究開発をはじめ、バイオマーカー検査の解析受託、ヘルスケアアプリ、フィットネスクラブ、メディアなど、健康…
デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」運営の「Rehab for JAPAN」が7億円調達
2021年5月24日、株式会社Rehab for JAPANは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」を運営しています。 要介護者の…
「凸版印刷」が法人向けの電子絵本・児童書配信サービス「えほんほーだい」をリリース
2020年6月30日、凸版印刷株式会社は、「えほんほーだい」の提供を2020年6月から開始したことを発表しました。 「えほんほーだい」は、法人・企業が運営する店舗や施設のWi-Fi経由で電子絵本・児童…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集