令和6年度「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」補助金

subsidy

令和6年度「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」のご案内です。

「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業:Support for High-efficiency Installations for Facilities with Targets)は、工場・事業場での脱炭素化のロールモデルとなる取組を創出し、その知見を広く公表して横展開を図り、我が国の2030年度温室効果ガス削減目標の達成や2050年カーボンニュートラルの実現に貢献することを目的として、意欲的なエネルギー起源CO2削減目標を盛り込んだ脱炭素化促進計画を策定する事業(脱炭素化促進計画策定支援事業)及び脱炭素化促進計画に基づき高効率機器導入・電化・燃料転換・運用改善を実施してCO2排出量を削減し、排出量の算定及び排出枠の償却を行う事業(設備更新補助事業)に対して補助金を交付する事業です。

事業内容

①CO2削減計画策定支援(補助率: 3/4、補助上限: 100万円)

中小企業等による工場・事業場でのCO2削減目標・計画の策定を支援
※ CO2 排出量を見える化するDXシステムを用いて運用改善を行うDX型計画は、補助上限200万円

②省CO2型設備更新支援

A.標準事業 CO2排出量を工場・事業場単位で15%以上又は主要なシステム系統で30%以上削減する設備更新を支援 (補助率:1/3、補助上限:1億円)

B.大規模電化・燃料転換事業 主要なシステム系統でi)ⅱ)iii) の全てを満たす設備更新を支援 (補助率: 1/3、補助上限:5億円)
i)電化・燃料転換 ⅱ)4,000t-CO2/年以上削減 ⅲ)CO2排出量を30%以上削減

C.中小企業事業 中小企業等による設備更新に対し、i)ⅱ)のうちいずれか低い額を支援 (補助上限:0.5億円)
i)年間CO2削減量×法定耐用年数×7,700円/t-CO2(円) ⅱ)補助対象経費の1/2(円)

③企業間連携先進モデル支援(補助率:1/3、1/2、補助全体上限5億円)

Scope3削減に取り組む企業が主導し、サプライヤー等の工場・事業場のCO2排出量削減に向けた設備更新を促進する取組を支援(2カ年以内)

締切

「①CO₂削減計画策定支援」
・2024年8月16日(金)12:00まで

「②③省CO₂型設備更新支援」
・1次締切・2024年7月16日(火) 12:00まで
・2次締切・2024年8月16日(金) 12:00まで


現在、私たちの生活や経済活動は化石資源(石炭・石油・天然ガスなど)に大きく依存する構造となっています。

これら化石資源はエネルギー供給の大部分を占めており、自動車・飛行機・船舶など交通手段の主流な燃料でもあります。

ほかにもプラスチック、化学繊維、薬品、化粧品など、さまざまな製品は石油を原料として製造されています。

しかし化石資源の利用は、温室効果ガスの排出や環境破壊など、気候変動や生態系への悪影響などの要因となっており、世界的に化石資源からの脱却が求められています。

脱炭素化は、気候変動の要因となっている温室効果ガスである二酸化炭素の排出を削減する取り組みです。

その施策にはさまざまな種類がありますが、再生可能エネルギーへの転換や、省エネ設備の導入・更新が主な手法といえます。

とくに省エネ設備の導入は比較的容易に実施でき、またコストパフォーマンスも高いことから、さまざまな企業で取り組みが進められています。

一方、工場における設備導入・更新は大きなコストがかかるものであることから、資金に制約のある中小企業などでは、補助金・助成金による支援が求められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ SHIFT事業 カーボンニュートラル 事業場 二酸化炭素 助成金 工場 工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業 環境対策 脱炭素化 脱炭素化促進計画策定支援事業 補助金 設備更新補助事業
詳細はこちら

令和6年度SHIFT事業の公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「事故防止対策支援推進事業」補助金 自動車運送事業における交通事故防止を目的とした取り組みを支援
2024年1月22日、国土交通省は「事故防止対策支援推進事業」に係る補助金の申請受付を延長することを発表しました。 「事故防止対策支援推進事業」は、自動車運送事業における交通事故防止の観点から、先進安…
「団体経由産業保健活動推進助成金」
独立行政法人労働者健康安全機構は、「団体経由産業保健活動推進助成金」について発表しました。 中小企業や労働保険の特別加入者を支援する団体等が、傘下の中小企業等に対し、産業医、保健師等の専門職の他、産業…
森林整備からカーボンクレジットの創出・販売まで手がける「ForestFolks」が1500万円調達
2024年12月26日、株式会社ForestFolksは、1500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ForestFolksは、森林整備から、カーボンクレジットの創出、販売まで一気通貫で提供…
【最大5000万円支援】「小規模事業者持続化補助金<共同・協業型>」【6/13締切】
「小規模事業者持続化補助金<共同・協業型>」(暫定版)のご案内です。 地域経済を支える小規模事業者(参画事業者)が、今後複数年にわたり相次いで直面する働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイ…
【東京都】「サイバーセキュリティ対策促進助成金」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「サイバーセキュリティ対策促進助成金」について発表しました。 中小企業者等が自社の企業秘密や個人情報等を保護する観点から構築したサイバーセキュリティ対策を実施する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集