注目のスタートアップ

個人向け腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー」などを展開する「サイキンソー」が「ライオン」から資金調達

company

2024年6月6日、株式会社サイキンソーは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ライオン株式会社です。

サイキンソーは、個人向け腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー(Mykinso)」や、口腔内細菌叢検査サービス「マイキンソーオーラル(Mykinso Oral)」を展開しています。

腸内細菌叢検査においては国内最大規模の検査実績があり、菌叢データベースを活用し、細菌叢解析結果と生活習慣改善の参考となるアドバイスやコンテンツの提供、ソリューションなど多様なビジネスを展開しています。

ライオンとの連携により、個々の細菌叢情報にもとづいて最適化されたオーラルヘルスケアの提案を行います。


人間の腸内には、体内に棲む細菌の約9割が存在し、多種多様な細菌が生息しています。これを腸内細菌叢(腸内フローラ)と呼びます。

腸内フローラは、消化できない食べ物を栄養に変える、腸内のバリア機能を向上させる、腸内フローラのバランスを保って健康を維持する、という3つの役割を果たしています。

さらに、腸内細菌は体質だけでなく、性格にまで影響を与えるという研究結果が報告されており、医療やヘルスケアの分野で大きな注目を集めています。

サイキンソーは、検査キットを使用して便を採取し郵送することで腸内フローラを検査できるサービス「マイキンソー」を提供しています。

ユーザーはこの検査結果やアドバイスをもとに生活習慣や食生活の改善を図ることができます。

また、細菌叢は腸以外にも、皮膚、口腔、喉などにも存在しています。

サイキンソーは口腔内細菌叢検査サービス「マイキンソー オーラル」も展開しています。このサービスは、唾液に含まれる口腔内細菌叢のDNA解析を通じて、ユーザーの口腔内フローラの状態を可視化・数値化します。要注意菌の保有割合などに応じ、食事やオーラルケアに関するアドバイスを提供しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Mykinso サイキンソー ヘルスケア 健康 株式会社 検査 生活習慣 腸内フローラ 腸内細菌叢 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

乳酸菌特化の研究開発型スタートアップ「LABバイオテック」が5000万円調達
2024年10月8日、株式会社LABバイオテックは、5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、コスモ・バイオ株式会社です。 LABバイオテックは、新規乳酸菌の開発を行う北海道大学…
建築コンサルティング会社の「ナック」がメタバースを活用した住宅展示場を開発する「ARKLET」に出資
2022年9月7日、株式会社ナックは、株式会社ARKLETに対し、第三者割当増資を引き受け、出資したことを発表しました。 ARKLETは、仮想空間内の住宅内覧システム「Vuildee」を開発しています…
ビデオ通話による遠隔サポート業務支援ツール「Liveアシスト」提供の「TECH MONSTER」が5,000万円調達
2022年5月24日、株式会社TECH MONSTERは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TECH MONSTERは、オンライン配信業務ツール「Liveアシスト」を提供し…
結婚式場探しサービス「トキハナ」などを運営する「リクシィ」がフォトブック事業を展開する「アスカネット」と資本業務提携
2022年12月16日、株式会社リクシィは、株式会社アスカネットと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 リクシィは、結婚式業探しサービス「トキハナ」や、LINE活用をベースにしたtoC営業…
「バカン」がオフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をリリース
2022年2月4日、株式会社バカンは、東日本電信電話株式会社との共同検討による新サービス「Keeple(キープル)」の提供を開始することを発表しました。 「Keeple」は、オフィス向けコミュニケーシ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集