注目のスタートアップ

独自の「UCDI水素菌」を核にCO2の資源化に取り組む「CO2資源化研究所」が28億円調達

company

2024年5月29日、株式会社CO2資源化研究所は、総額約28億円の資金調達を実施したことを発表しました。

CO2資源化研究所は、独自の「UCDI水素菌」を核にCO2を資源化する研究と事業化に向けた取り組みを共同研究先企業と共に行っています。

今回の資金調達により、「UCDI水素菌」由来の代替タンパク質原料のパイロットスケールでの製造技術確立に取り組み、グローバル市場への本格参入を目指します。

さらに、CO2原料だけでなく、代表の湯川英明氏の研究成果である「増殖非依存型バイオプロセス」を活用し、バイオマス資源由来のSAF(持続可能な航空燃料)や化学品のさらなる研究開発と実装にも取り組んでいきます。


水素細菌は、水素をエネルギー源としてCO2(二酸化炭素)を利用し、有機物を産生する細菌の総称です。

CO2を取り込むことから、脱炭素化・カーボンニュートラルの実現のため、分離したCO2の有効活用や、大気中のCO2の吸収などで活用できるものとして注目されています。

CO2資源化研究所の「UCDI水素菌」は、他の水素菌と比較して増殖能力が圧倒的に高く、生育至適温度は52度と一般的な菌より高温なため、雑菌汚染リスクを最小限に抑えることができ、冷却コストが低減可能といった特徴を有しています。

そして独自のバイオ技術「UCDIテクノロジー」により「UCDI水素菌」を培養・触媒し、動物性タンパク質素材を生成し、それを加工食品、水産資源を守るソリューション、脱石油プラスチックやジェット燃料など、さまざまな産業で活用することを目指しています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CO2 UCDI UCDI水素菌 バイオテクノロジー 二酸化炭素 代替タンパク質 技術 水素 水素細菌 研究 資源 資源化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

成果報酬型テレアポ代行サービスなどを展開する「ディグロス」が1億円調達
2024年3月19日、株式会社ディグロスは、株式会社商工組合中央金庫からポジティブ・インパクト・ファイナンスによる1億円の資金調達を行いました。 ディグロスは、成果報酬型テレアポ代行サービスと、テレマ…
衛星データ解析技術の開発・提供やデータ解析コンテストの運営を手掛ける「Solafune」が2億円調達
2022年12月9日、株式会社Solafuneは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Solafuneは、衛星データ解析技術の開発・提供や、競技形式の衛星データ解析プラットフォーム「S…
サイバー・セキュリティ事業展開の「エーアイセキュリティラボ」が資金調達
2020年7月13日、株式会社エーアイセキュリティラボは、資金調達を実施したことを発表しました。 AIによりセキュリティ診断を行う「AI診断」の提供やサイバー・セキュリティ関連のコンサルティングと、S…
歯科医療人材のシェアリング・プラットフォーム運営の「HANOWA」が6,000万円調達
2021年4月30日、株式会社HANOWAは、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 歯科医療人材のシェアリング・プラットフォーム「HANOWA」を運営しています。 2021年4月…
お金のオンライン・チャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」など運営の「400F」が2億円調達
2020年12月24日、株式会社400Fは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 お金のオンライン・チャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」や、お金の悩み・疑問を解決するWebメデ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集