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2024年5月8日交換型マイクロ流路チップを用いたセルソーターを手がける「オンチップ・バイオテクノロジーズ」が2億円調達
2024年5月7日、株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズは、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
オンチップ・バイオテクノロジーズは、世界初の交換型マイクロ流路チップを用いたセルソーター「On-chip Sort」や、世界唯一の油中水滴の解析・分離・シングル分注が可能な「On-chip Droplet Selector」などを開発・販売しています。
「On-chip Sort」は、マイクロ流路チップにサンプルの検出・分離・回収の工程を集約することで、小型化・簡便操作を実現したセルソーター(細胞解析・分離装置)です。
バイオテクノロジーは、生物学と先端技術の融合によって、農業、食品、医療、ヘルスケア、環境、エネルギー、工業など、多岐にわたる分野に深い影響を与えています。
とくに、DNA配列解読技術の進歩と情報処理技術の高度化が相まって、バイオテクノロジーを活用したイノベーションが相次いでいます。
2030年には、バイオテクノロジーを活用した産業が、OECD加盟国における粗付加価値(GVA)の2.7%にあたる、約1兆ドル規模の市場に成長するという予測もあります。
このような状況下で、オンチップ・バイオテクノロジーズは、交換可能なマイクロ流路チップ型セルソーターの開発に世界で初めて成功し、バイオものづくりの領域に革新的な技術を提供しています。
このセルソーターは、従来の製品と比較して、ダメージを与えずに細胞分離できること、チップ交換により細胞間のコンタミネーション(汚染)がないこと、大きな細胞にも対応していること、レアな細胞のソーティングが行えることといった特徴を有しています。
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