注目のスタートアップ

経口のがん治療ワクチンなどを開発する「イムノロック」が4,550万円調達

company

2024年4月26日、株式会社イムノロックは、4,550万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社です。

イムノロックは、神戸大学発のベンチャー企業として2021年に設立された企業です。

ビフィズス菌の特性を利用した新規経口ワクチンプラットフォーム技術を有しています。

現在、経口のがん治療ワクチン(B440)と、新型コロナウイルス予防ワクチン(BCOV332)を開発しています。

経口のがん治療ワクチン(B440)の開発では、2023年1月から進行性尿路上皮がん患者を対象とした医師主導治験(第Ⅰ相臨床試験)を神戸大学・広島大学・浜松医科大学の3施設で実施しています。

今回の資金調達により、臨床開発を加速させます。


一般的にワクチンは、病気にかからないようにするための医薬品です。特定の病原体に対する免疫を誘導することで、病気の発症を予防あるいは軽減します。

しかし現在国内外で開発が進められているがんワクチンは、主にがんの治療のために使われます。

このがんワクチンは、抗原を認識して攻撃する免疫系の能力を強化することで、がん細胞を認識し、攻撃・破壊することを促します。

イムノロックは、ビフィズス菌の特性を利用した新規経口ワクチンプラットフォーム技術を有しており、このがんワクチンの領域で、経口ワクチンの実現を目指しています。

経口ワクチンは口から摂取するため注射器が不要であり、痛みや精神的負担がなく、さらに自宅で服用でき、副作用が弱いといった多くのメリットを備えています。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ イムノロック がん治療 ワクチン 予防 医療 医薬品 大学発スタートアップ 新型コロナウイルス感染症 株式会社 神戸大学 経口ワクチン 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代型ブロックチェーン技術「Grid Ledger System(GLS)」を開発する「アーリーワークス」が1億円調達
2020年7月31日、株式会社アーリーワークスは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型ブロックチェーン「Grid Ledger System(GLS)」を開発・展開しています…
ワインEC事業やワイン管理・投資のオンラインプラットフォームなどを手がける「WineBank」が1.5億円調達
2023年11月8日、株式会社WineBankは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社が運営管理するHIRAC FUND…
ノーコードでデータ連携を実現する連携アプリストア「SaaStainer」などを提供する「ストラテジット」が資金調達 
2023年8月28日、株式会社ストラテジットは、2023年1月17日付でHEROZ株式会社より、2.5億円の資金枠の調達について基本合意を行い、同時期に1億円の調達を行ったことを発表しました。第2弾と…
介護事業所向け派遣型エンターテインメントとそれに付随した業務軽減サービス「SISYO」を提供する「NEWCHOICE」が1,000万円調達
2023年11月18日、株式会社NEWCHOICEは、総額1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NEWCHOICEは、介護事業所向け派遣型エンターテインメントと、それに付随した業務軽…
ライブ配信プラットフォーム「Palmu」を運営する「Light」が5億円調達
2023年7月7日、株式会社Lightは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Lightは、ライブ配信プラットフォーム「Palmu(パルム)」を運営しています。 ブロックチェーン技術を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集