注目のスタートアップ

空間音響技術「Re:Sense」を提供する「クレプシードラ」が1.5億円調達

company

2024年4月19日、クレプシードラ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

クレプシードラは、空間音響技術「Re:Sense(リセンス)」や、音声プラットフォーム「Echo Canvas(エコーキャンバス)」などを提供しています。

「Re:Sense」は、独自の収録手法(ハード)と独自のソフトウェア処理(ソフト)を融合させた空間音響技術であり、まるでその場にいるかのような空間再現性を特徴としています。

ライブ配信、スポーツ映像、ボイスドラマ、アニメーション、環境音などの追体験コンテンツなどさまざまな領域で活用されています。

「Echo Canvas」は、独自の音響技術により、特別な機器を必要とせず、手持ちのスマホ・PCとイヤホン・ヘッドホンだけで没入感の高い音響体験を提供するプラットフォームです。音声ドラマや、朗読、リラクゼーションサウンドなどのコンテンツを展開しています。

今回の資金は、さらなる開発の強化に充当します。


近年、さまざまなテクノロジーの発展により、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)などユーザーに没入体験を提供する技術が高い注目を集めています。

現在のVRは主に映像技術によって没入体験を提供していますが、将来的には、触覚・聴覚などの感覚においてもよりリアリティのある技術が確立・実装され、現実空間と遜色のない体験の提供が可能になると考えられています。

聴覚は、視覚とは異なり、360度すべての情報を処理しており、空間把握において極めて重要な要素です。そのため空間の再現において音響技術は重要であり、すでに映画やアミューズメント施設などにおいて、より優れた体験を提供するための音響技術が利用されています。

一方、空間を再現するための音響技術は、複数のスピーカーを設置しなくてはならないなど、デバイス上の制約があります。

私たちが一般的に利用しているのは2chステレオサウンドであるため、この2chステレオ環境においても、空間を再現できる立体音響技術のニーズが高まっています。

クレプシードラは、独自の収録技術(ハード)と処理技術(ソフト)を駆使した空間音響技術「Re:Sense」を提供し、主にエンターテインメント分野において、新たな体験の創出に貢献しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める他社との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Echo Canvas Re:Sense エコーキャンバス クレプシードラ コンテンツ サウンド ソフトウェア ドラマ ボイス リセンス 体験 技術 映像 株式会社 空間 空間音響 立体音響技術 資金調達 音響
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

都市型農園の社会実装を目指す「プランティオ」が1.5億円調達
2019年6月27日、プランティオ株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 野菜栽培用IoTプランターと、専用アプリを活用することで、SNSのようなコミュニティとエ…
出張シェフサービスや飲食事業者向けシェフマッチングサービスなどを展開する「シェアダイン」が18億円超調達
2024年11月13日、株式会社シェアダインは、総額18億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 シェアダインは、個人向け出張シェフサービス「シェアダイン」や、飲食事業者向けシェフマッチングサー…
内視鏡の画像診断支援AIを開発する「AIメディカルサービス」が80億円調達
2022年4月26日、株式会社AIメディカルサービスは、総額80億円の資金調達を実施したことを発表しました。 がん関連病変の内視鏡検査で、専門医の診断を支援するAIシステムを開発しています。 2022…
卸売向けクラウド販売管理システム「DEXTRE」を展開する「One’d Technologies」とセレクトショップ「PARIGOT」やグローバル事業などを展開する「アクセ」が業務提携
2023年4月21日、One'd Technologies株式会社は、株式会社アクセと、業務提携を締結したことを発表しました。 One'd Technologiesは、卸売向けクラウド販売管理システム…
不動産管理SaaS「いえらぶCLOUD」提供の「いえらぶGROUP」と不動産業務特化BPOサービス提供の「らくなげ」が資本業務提携
2023年1月24日、株式会社いえらぶGROUPは、株式会社らくなげと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 いえらぶGROUPは、不動産管理SaaS「いえらぶCLOUD」、住の総合ポータル…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集