「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」

subsidy

国土交通省は「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」の公募について発表しました。

物流施設における自動化・機械化・デジタル化の優れた取組について、システムの構築や自動化機器の導入等への支援を行うことにより、物流施設におけるDXの強力な推進を図るため、「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」の募集を開始します。

事業内容

物流施設を保有・使用する物流関係事業者が、トラックドライバーの荷待ち・荷役の削減、施設の省人化を図るため、物流施設における、システム構築・連携、自動化・機械化機器の導入を同時に行う場合、その経費の一部を支援するとともに、専門家による伴走支援、効果検証等を行い、物流施設におけるDXの強力な推進を図ります。

支援割合・上限等

支援割合:1/2
システム構築・連携【1社あたり:2,500万円】
DX機器導入【1社あたり:1億1,500万円】

応募期間

令和6年4月3日(水)~4月19日(金)17:00
※本公募は2段階で、4月19日(金)17:00までに申請しない場合、以降の計画策定に係る伴走支援を受けることができません。
※計画申請の〆切は令和6年4月30日(火)17:00


物流業界は、配送効率の低下やドライバー不足、小口配送の増加などさまざまな課題を抱えています。また、多重下請け構造やアナログな業務も課題となっています。

日本は少子高齢化により生産年齢人口の減少が予測されており、根本的な人手不足が解消されることはないと考えられます。そのため、デジタル化や効率的な物流網の構築により、省人化や効率化を実現する必要があります。

さらに、物流業界は「2024年問題」という大きな課題に直面しています。これは働き方改革関連法により、2024年度からドライバー1人あたりの時間外労働が年960時間に制限されることから生じるさまざまな問題を指しています。

たとえば、時間外労働の制限により、1人のドライバーが担っていた長距離輸送の見直しが必要になります。300km以上の輸送については、鉄道・航空・船などへの転換や、中継地点を活用した中距離輸送の導入が必要です。

こうした構造改革のためには、物流施設におけるデジタル化・自動化などを進める必要があります。

「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」は、物流施設においてシステム構築・連携及びDX機器の導入を行い、効果検証等を行う事業者を公募し、支援を行うものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ DX デジタル化 公募 助成金 国土交通省 実証事業 機械化 物流 物流施設 物流施設におけるDX推進実証事業費補助金 自動化 補助金
詳細はこちら

「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」の公募開始

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生成AIに関するコンサルティングからシステム開発までを一気通貫で提供する「GenerativeX」が1.2億円調達
2024年4月3日、株式会社GenerativeXは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 GenerativeXは、生成AIに関するコンサルティングからシステム開発までを一…
【東京都】第1回「設備投資緊急支援事業」 2024年問題対策に取り組む中小企業の機械設備導入を支援
東京都は、第1回「設備投資緊急支援事業」の募集を開始したことを発表しました。 働き方改革関連法の時間外労働の上限規制が本年4月から運送・物流、建設業等にも適用されることにより運送・物流、建設業界で人手…
消防団向けグループウェアシステム「FireChief」などを展開する「タヌキテック」が資金調達
2022年7月28日、株式会社タヌキテックは、資金調達を実施したことを発表しました。 タヌキテックは、消防団向けグループウェアシステム「FireChief」を提供しています。 「FireChief」は…
Zoomの録画を自動で書き起こしてSalesforceに自動入力する「アンプトーク」がリリース
2021年9月6日、amptalk株式会社は、「アンプトーク」を2021年9月1日から販売開始したことを発表しました。 「アンプトーク」は、Zoom商談の録画を自動で書き起こし、Salesforceに…
AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売する「AGRIST」が資金調達
2024年10月8日、AGRIST株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、NIPPON EXPRESSホールディングスです。 AGRISTは、農業ロボットの開発や、農業AIの開発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集