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2024年3月28日令和6年度「穀物グリーン化転換推進事業(籾殻利用循環型生産技術体系実証事業及びカメムシ斑点米発生抑制等生産体系実証事業)」補助金
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農林水産省は、令和6年度「穀物グリーン化転換推進事業(籾殻利用循環型生産技術体系実証事業及びカメムシ斑点米発生抑制等生産体系実証事業)」の公募について発表しました。
将来にわたる食料の安定供給に向けて持続的な穀物生産を図るため、穀物の生産段階から集出荷段階までのグリーン化の実現に向け、次の事業の事業実施主体に対して補助を行う。
籾殻利用循環型生産技術体系実証事業
(1)~(3)の全てを一体的に取り組むものとする。
(1)検討会の開催
穀物乾燥の熱源に籾殻を利用した乾燥工程の省エネルギー化及び生成された籾殻燃焼灰等の利用による循環型生産技術体系の確立に向けた検討等に必要な取組を支
援。
ア 現状の把握及び課題の抽出
イ 課題解決に向けた計画の策定
ウ 実証結果の検証及び計画への反映
エ 実証結果の普及
(2)籾殻を熱源とした穀物乾燥の実証
穀物乾燥の熱源に籾殻を利用した乾燥実証に必要な取組を支援。
ア 籾殻燃焼システム導入による乾燥実証試験の実施
イ 実証データの蓄積及び分析
ウ 実証結果の取りまとめ
エ 実証により生じた課題への解決に必要な改良
(3)籾殻燃焼灰等を使用した栽培管理技術確立に向けた実証
籾殻燃焼灰等を土づくりに使用した栽培実証に必要な取組を支援。
ア 籾殻燃焼灰等を使用した栽培実証試験の実施
イ 実証データの蓄積及び分析
ウ 実証結果の取りまとめ
エ 専門家等による研修会
オ 栽培実証に必要な機械の導入
カメムシ斑点米発生抑制等生産体系実証事業
(1)~(3)の全てを一体的に取り組むものとする。
(1)検討会の開催
化学農薬を用いずにカメムシ類の発生を極力抑制するための水田内外の効果的な除草等の生産技術及び収穫後の選別工程における斑点米の確実な除去等の精度向上を図るための品質管理技術体系の構築に向けた検討等に必要な取組を支援。
ア 現状の把握及び課題の抽出
イ 課題解決に向けた計画の策定
ウ 実証結果の検証及び計画への反映
エ 実証結果の普及
(2)カメムシ類発生抑制生産技術の実証
化学農薬を用いずにカメムシ類の発生により生じる斑点米の被害を極力抑制するための水田内外の効果的な除草等の生産技術栽培実証に必要な取組を支援。
ア 水田内外における除草等による栽培実証試験の実施
イ 実証データの蓄積及び分析
ウ 実証結果の取りまとめ
エ 専門家等による研修会
オ 技術実証に必要な機械の導入
(3)選別工程における品質管理技術体系確立に向けた実証
収穫後の選別工程における斑点米の確実な除去、共連れ低減等の精度向上を図るための品質管理技術体系の確立に必要な取組を支援。
ア 色彩選別機等の導入による実証試験の実施
イ 実証データの蓄積及び分析
ウ 実証結果の取りまとめ
エ 実証により生じた課題への解決に必要な改良
公募期間
2024年3月27日(水)~2024年4月19日(金)17:00
近年、SDGsなどの推進により、環境対策や負荷軽減の取り組みがさまざまな業界で進行しています。
農林水産業・食品業界では、これまで無駄にされてきた農業残渣などの未利用資源の活用が模索されています。
日本が主食とする米を栽培する過程で毎年大量の籾殻が排出されています。これらの籾殻は土壌改良材や堆肥、畜舎敷料として再利用されていますが、その約1/3が未だに廃棄されています。
「籾殻利用循環型生産技術体系実証事業」は、このような籾殻の有効活用を支援する制度です。
また、近年はカメムシの大量発生が問題となっています。
カメムシは米農家にとって斑点米を生み出す害虫であり、その対策が喫緊の課題となっています。
かつては農薬散布が主要な対策手段でしたが、最近では環境への負荷を考慮し、農薬の使用が制限される傾向にあります。
そのため、農薬を用いずにカメムシの発生を抑制する手法の開発が求められています。
「カメムシ斑点米発生抑制等生産体系実証事業」は、こうしたカメムシの発生抑制手法や、収穫後の斑点米の除去精度の向上などを支援するものです。
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