「テナントビルの省CO2改修支援事業」補助金

subsidy

一般社団法人静岡県環境資源協会は「テナントビルの省CO2改修支援事業」について発表しました。

テナントが入居する既存の建物(テナントビル)において、ビルオーナーとテナントが環境負荷を低減する取組に関する契約や覚書(グリーンリース(GL)契約等)を結び、GL契約等に基づき協働して当該テナントビルの省エネ化、省CO2化を図る場合に必要となる設備導入等に係る費用の一部を支援することで、既存のテナントビルの低炭素化に向けた取組の推進および不動産賃貸借契約におけるGL契約等の普及促進を目的としています。

対象事業

以下に掲げる事業を対象とします。
ただし、ビルオーナーとテナントが100%同一の資本に属するグループ企業同士が、グリーンリース契約等を締結し、これに基づいて行う低炭素化の取組は本事業の対象外とします。

・ビルオーナーとテナントが環境負荷を低減する取組を含むグリーンリース契約等に基づき、補助金の申請対象となるテナント専用部に必要となる設備等を導入する事業を対象とする
・設備の導入前後において、更新した設備全体のCO2排出量が20%以上削減できる設備改修であること。CO2の削減割合に、補助対象外設備である照明のCO2削減量を加味して計算することは可能とする
・共用部および共用設備の低炭素化改修は、グリーンリース契約等を締結しているテナントの床面積割合がビル全体の延べ床面積の30%以上を占める場合に限る
・グリーンリース契約等の締結は交付申請時までに行い、提出すること。なお、交付申請時にグリーンリース契約等が締結されていない場合はグリーンリース契約等の案又は締結に向けた覚書を提出すること

補助金交付額

事業内容 補助率 上限額
a. テナント専用部 1/3 a, b合算して4,000万円
b. 共用部または共用設備(テナントの床面積割合がビル全体の延べ床面積の30%以上)

公募期間

2024年3月25日(月)~2024年5月10日(金)


近年、エネルギー価格の高騰が続いており、省エネルギーの取り組みは脱炭素化と同時に経営コストの削減に直結するものとして注目されています。

こうした中で、不動産の領域では、ビルオーナーとテナントが協働し、不動産の省エネ化など環境負荷低減や環境改善について契約・覚書などの締結によって実践するグリーンリース契約というものが注目されています。

住宅・建築の分野は、生活や産業にとって必要不可欠な存在です。そのため不動産の環境対応は、重要な取り組みであるといえます。

一方、自身で保有している不動産ではなく、オーナーから借りている不動産の場合、オーナーと借主の利害が一致しないことがあったり、その交渉に手間がかかるため、環境対応を進めるのに課題があります。

グリーンリース契約は、不動産オーナーとテナントが費用負担とメリットを分け合う契約です。これによって不動産の環境対応を円滑に進めることが可能です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ CO2 テナント テナントビルの省CO2改修支援事業 リース 不動産 低炭素化 削減 助成金 導入 改修 環境負荷 省エネ 省エネルギー 補助金 設備
詳細はこちら

テナントビルの省CO2改修支援事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):8次締切分」「セキュリティ対策推進枠:8次締切分」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):13次締切分」補助事業者が採択
中小企業庁は、「IT導入補助金2023」における、「通常枠(A類型・B類型):8次締切」「セキュリティ対策推進枠:8次締切」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):13次締切」の補助事業者を…
自動車の整備・修理出張サービスの「Seibii」と車を持てない人びとの与信力を高める「Global Mobility Service」が業務提携
2021年11月18日、株式会社Seibiiは、Global Mobility Service株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 Seibiiは、ネットから簡単に相談・依頼できる整備…
中小企業生産性革命推進事業「事業承継・引継ぎ補助金」(七次公募)補助事業者が採択
2023年12月25日、中小企業庁は、中小企業生産性革命推進事業「事業承継・引継ぎ補助金」(七次公募)の補助事業者を採択したことを発表しました。 事業承継・引継ぎ補助金(独立行政法人中小企業基盤整備機…
【参加費無料】まだ間に合う!中小企業が知っておきたい 今年使える補助金制度オンラインセミナーを開催
国や地方自治体では、様々な補助金・助成金を企業や個人事業主に支給することにより、経済的な活動の支援を行っています。 新型コロナウイルス感染症においての経済的ダメージを回復させるための施策として補助金・…
【3/23開催】オンライン説明会「助成事業説明会~製品開発や販路拡大の取組みを支援します~」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「助成事業説明会」(オンライン)の開催を発表しました。 東京都中小企業振興公社は、都内中小企業者等の新製品や新技術の開発、国内外・オンラインの展示会への…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集