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クラウドゲームソリューションを手がける「ユビタス」が「NVIDIA」から資金調達

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株式会社ユビタスは、NVIDIA Corporation(本社:Santa Clara, California)から新規出資による資金調達を実施したことを発表しました。

ユビタスは、クラウドゲームプラットフォーム事業などを展開しています。

高度なGPU仮想化技術とクラウドストリーミングプラットフォームを運営し、ビデオゲームのクラウド化やその配信などを手がけています。

コンソールゲーム・PCゲーム・Webゲーム・モバイルゲームのすべてに対応する仮想化テクノロジーや、そのストリーミングテクノロジー、スピーディなクラウド化をサポートするゲーム用統合キット(GDK)、グローバルリリース、柔軟なクラウド展開などを特徴としています。

ほかにも、独自の基盤モデルをベースとした生成AIソリューションの提供も行っています。具体的には、ゲー開発に特化した大規模言語モデル(LLM)「UbiGPT」、ゲームビジュアル向け画像・動画生成AI「UbiArt」、AIアバタープラットフォーム「Ubi-chan(ユビちゃん)」を展開しています。

NVIDIAから最新技術の提供を受け、プロダクトのさらなる進化を目指すとしています。


世界のビデオゲーム市場は、2021年に1,887億ドルと推定されています。さらに2029年までに3,071億ドルに成長すると予測されており、注目の市場となっています。

ビデオゲームは、家庭用ゲーム機、PC、スマートフォンなどのモバイルデバイスなどさまざまなデバイス向けに提供されています。とくにモバイルデバイスは普及率が高く、手軽にゲームをプレイできるため、ビデオゲーム市場の成長に貢献しています。

このような状況下で、ビデオゲームをストリーミングでプレイできるクラウドゲーム技術への注目が高まっています。

クラウドゲームは、音楽ストリーミングや映像ストリーミングのように、クラウドコンピューティング技術を用いてビデオゲームをストリーミング配信する仕組みです。

通常のビデオゲームは、デバイスにゲームデータをインストールしたり、家庭用ゲーム機の場合はディスクや専用のカートリッジ(いわゆるカセット、ソフト)を用いたりする必要があります。

家庭用ゲーム機はその性能の範囲内でビデオゲームが制作されています。しかし近年は、PCやスマートフォンなど、ユーザーによって性能差のあるデバイスでビデオゲームがプレイされることが増加しています。

リッチな体験を提供するビデオゲームをPCでプレイする場合、ユーザーは高性能なGPU(グラフィックボード)を搭載したPCを用意する必要があります。これは非常に高価であり、子どもやカジュアルユーザーがプレイするにはハードルがあります。

クラウドゲームはこうしたデバイスの性能差に関係なく、ストリーミングによってビデオゲームを配信することが可能です。

クラウドゲームが普及すれば、スマートフォンでも最先端のコンピューターグラフィックスで制作されたゲームをプレイできるようになります。

5Gの社会実装によって大容量のデータ通信の利便性が向上する時代において、クラウドゲームはビデオゲームをプレイする新たな形として定着することが予測されています。

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