注目のスタートアップ

「OMOエンターテイメント」によって人流を創出するサービスを開発する「ジオフラ」資金調達

company

2023年12月7日、ジオフラ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、W株式会社、株式会社ドーガン・ベータ、NOW株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社です。

「OMOエンターテイメント」によって人流を創出するサービスの企画・開発や、地方創生に係る事業を手がけています。

近日新サービスの公開を予定しています。

今回の資金は、組織強化、認知向上を目的とした広告宣伝、プロモーション促進などに充当します。


人流とは、人の移動を伴う一連の動静、つまり人の流れのことです。

従来は物流などと絡め、政府やデータ解析など一部の場面で使われていた言葉ですが、コロナ禍では感染症対策のために人の流れを可視化する必要があり、より広い領域で利用される言葉になっていきました。

人の流れはその地域の経済に大きな影響を及ぼします。もし人の流れを生み出すことができるプロダクトやサービスがあれば、過疎地域などにおいても経済活性化につなげられる可能性があります。

こうした中で、デジタルテクノロジーとエンターテインメントを用いてリアル空間に人の流れをもたらすものとして、『ポケモンGO』などの位置情報ゲームが注目されています。

位置情報ゲームとは、スマートフォンのGPS機能を利用し、プレイヤーが実際にいる場所(位置情報)を取り入れたゲームなどのことです。

『ポケモンGO』では、ゲーム内で表示される地図をもとに、ポケモンがいる場所まで実際に足を運ぶ必要があります。レアなポケモンの設置やイベントの開催などにより特定のスポットへの人の流れを作り出すことが可能です。

つまり、実際の現実空間に何もなかったとしても、デジタル空間上に価値を創出することができれば、現実空間への人の流れを生み出すことができるのです。

ジオフラは、ソーシャルゲームや大規模なコンシューマー向けアプリなどを開発してきたメンバーで結成された企業であり、「OMOエンターテイメント」による人流の創出を実現するサービスを開発しています。

詳細はまだ発表されていませんが、その動向に注目が必要です。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ OMO エンターテインメント サービス ジオフラ 人の流れ 人流 位置情報 創出 地方創生 娯楽 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI活用プラットフォーム「MatrixFlow」において最適な入力の組み合わせを逆算する「OptFlow」がリリース
2022年5月17日、株式会社MatrixFlowは、新サービス「OptFlow」を「MatrixFlow」上で提供開始したことを発表しました。 MatrixFlowは、ビジネスのためのAI活用プラッ…
「サイバーエージェント」の創業期の起業家向けピッチ・イベント「Monthly Pitch」がオンライン開催へ
2020年4月21日、株式会社サイバーエージェント・キャピタルは、「Monthly Pitch」について、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催することを発表しました。 「Monthl…
応援型アートプラットフォーム「IMAJIN(仮)」を開発する「Porro」が資金調達
2022年7月1日、株式会社Porroは、資金調達を実施したことを発表しました。 Porroは、応援型アートプラットフォーム「IMAJIN(仮)」を開発しています。 月額メンバーシップを通じ、熱心なフ…
超音波認知症治療機器「LIPUS-Brain」を開発する「サウンドウェーブイノベーション」が3.5億円調達
2023年4月3日、サウンドウェーブイノベーション株式会社は、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サウンドウェーブイノベーションは、創業者・取締役会長で東北大学名誉教授の…
民間の世界銀行を目指す「五常・アンド・カンパニー」が42.2億円調達
2019年10月17日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、総額42億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 世界中の新興国で、低価格・高品質な金融サービスの提供を目指しています。 2…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】