注目のスタートアップ

AIを活用した経費精算ソリューション「SAPPHIRE」を提供する「Miletos」が5.5億円調達

company

2023年12月4日、Miletos株式会社は、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Miletosは、AIを活用した経費精算ソリューション「SAPPHIRE」を提供しています。

高精度の領収書読み取り技術や各種利用データの連携により、AIによって経費精算プロセスを自動化するサービスです。

統一性のない書式でも正確に情報を読み取れること、電子帳簿保存法・インボイス対応、大企業の複雑な規定や承認ルールにも対応していることを特徴としています。

他にも、AIによる自動入金消込プラットフォーム「STREAM AI ARM」を提供しています。

今回の資金は、人材採用などに充当します。


従来の経費精算のフローでは、従業員がガソリン代や交通費などを立て替え、経費精算申請書に支払日時・目的・金額などを記入し、領収書やレシートと一緒に提出して承認を得ることで経費精算が完了します。

しかしこの経費精算業務は、記入漏れや記入ミスなどのミスが発生したり、領収書を紛失したり、承認者が不在で書類を確認できなかったり、不正のリスクを防ぐことが難しいといった問題が発生することが多く、高い業務負荷がかかっていることが課題です。

また、正確な経費精算は、経営の効率化やコスト管理でも重要な要素であるため、デジタル化は単なる業務効率化以上の効果を生むといえます。

Miletosは、AIによって経費精算プロセスを自動化し、経費精算のあらゆる業務をシンプルにする「SAPPHIRE」の提供により、経費精算の課題解決に取り組んでいます。

Miletos株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Miletos株式会社よりコメントが届きました。

Miletos株式会社(ミレトス)
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 髙橋 康文
設立:2016年6月
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目2-1 DAIWA銀座ビル7階
事業内容:AIプロダクトの提供、コンサルティング、開発、運営
その他コンサルティング、開発支援


髙橋 康文(たかはし やすふみ)
Miletos株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
横浜国立大学大学院修了。Accentureを経てMiletos株式会社に参画。
コンサル時のクライアントPainを元に主要プロダクトのSAPPHIRE/STREAMの着想~開発~営業~導入までを一貫して管掌。
公認不正検査士/横浜国立大学非常勤講師。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

経営の安定化を図ると共に、優秀な人材をさらに増員し、プロダクトの向上や事業の拡大を目指しています。

・今後の展望を教えてください。

私たちはこれまで、エンタープライズ向けの経費精算ソリューションを提供して参りました。今後は様々な規模のお客様にもご利用いただけるようにソリューションの拡充を進め、さらに多くのユーザー様の総合的な顧客体験向上に寄与したいと考えています。また、AIを活用した入金消込プラットフォームにつきましても、プロダクトの向上と市場シェアの拡大を図り、事業の多角化を進めて参ります。

・読者へのメッセージをお願いします。

Miletosは、AIテクノロジーでビジネスプロセスをレガシーからモダンなものへと変革させる会社です。レガシープロセスは、過去から現在まで続く「人と紙」から成り立つ、業務に携わる全ての方々が日々動かし続けている業務プロセスです。一方これから求められるモダンプロセスとは、デジタル化されたデータの活用と、AIによる高度な自動化により、ヒューマンオペレーションの多くを無くした、「人と紙」に依らない業務プロセスである、と私たちは考えています。

私たちはこれからも最新テクノロジーを搭載したプロダクトと、必要に応じた専門的なコンサルティングにより、顧客の皆様への価値を創造して参ります。経費精算プロセス、入金消込プロセスに課題をお持ちの方はお気軽にお声がけいただけますと幸いです。

さまざまな業務でテクノロジーを活用した業務効率化が進んでいます。創業期は予算の問題から大規模なシステム導入は難しいかもしれませんが、負担の大きな部分をデジタル化することでかなりの負担軽減が可能です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、抜本的なシステム導入には資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウについて詳しく開設しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB Miletos SAPPHIRE STREAM AI ARM ソリューション 株式会社 精算 経理 経費 経費精算 資金調達 領収書
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

企業の計算リソースの可視化・管理・最適化や計算力のシェアリングの実現を目指す「モルゲンロット」が資金調達
2024年6月19日、モルゲンロット株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社Cygames Capitalです。 モルゲンロットは、企業の計算リソースの可視化・管理・最適…
「2Links」が「ティーケーピー」と業務提携 完全個室型空間サービス「TKP RemoteworkBOX」を共同で運営
2022年6月17日、2Links株式会社は、株式会社ティーケーピーは、業務提携契約を締結したことを発表しました。 2Linksは、完全個室型空間サービス「RemoteworkBOX」を展開しています…
45歳からの実践型キャリアスクールを運営する「ライフシフトラボ」が2億円調達
2023年7月19日、株式会社ライフシフトラボは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ライフシフトラボは、45歳からの実践型キャリアスクール「ライフシフトラボ」を運営しています。 人生…
外国人材向けに進学・就職・生活支援サービスを提供する「Linc」が4億円調達
2023年9月25日、株式会社Lincは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Lincは、中国人向け進学Eラーニングサービス「LincStudy」、優秀層のインバウンド・タレントに特化…
グローバル採用支援「Connect Job」などを展開する「フォースバレー・コンシェルジュ」と「JPMC」が海外人材活用への取り組みを推進
2023年8月28日、株式会社JPMCは、フォースバレー・コンシェルジュ株式会社との提携により、外国人材の住居問題を解消する取り組みを推進し、今後増加する日本で就労する外国人人材にスムーズに住居が提供…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集