注目のスタートアップ

オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営する「BPOテクノロジー」が5億円調達

company

2023年11月20日、BPOテクノロジー株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

BPOテクノロジーは、オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営しています。

バックオフィス作業を必要な時にメールやチャットなどでアシスタントに依頼できるサービスです。

経理・人事労務・総務業務などの事務作業から、Webデザイン・サイト運営、翻訳、コール業務など、幅広い業務を依頼できます。

また、DX推進に必要な各種ツールの導入サポート、書類整理、紙ファイル作成などのオフライン業務にも対応しています。

今回の資金は、利用者数を拡大するためのマーケティング活動や、「フジ子さん」として活躍する人材の獲得、サービスの自動化に向けたデジタルレイバー(仮想知的労働者)をはじめとするシステム開発に充当します。


経理・財務・人事など企業の中枢であるバックオフィス業務は、会社を運営するために必要不可欠な業務です。

しかし、スタートアップや中小企業などでは、直接利益を生み出す領域ではないバックオフィス体制の構築は後回しにされがちであり、コスト削減や人手不足などのため、経営者(起業家)自身がバックオフィス業務を担当するケースが見受けられます。

経営者がバックオフィス業務を担当してしまうと、本来リソースを割くべきコア業務がおろそかになってしまう可能性があります。これにより、企業の成長が遅くなる、機会が失われるといった問題が生じます。

こうした課題を解決するものとしてBPO(Business Process Outsourcing)が注目されています。

BPOは、特定の業務プロセスを一括で外部の専門業者に依頼するアウトソーシングのひとつの形態です。

BPOを請け負っている事業者は、熟練した人材の採用やテクノロジーの活用などによって業務を効率化・最適化しているため、企業がバックオフィス人材を雇用し体制を整備するよりも低コストで業務遂行が可能です。

人手不足が進行する中、BPOは即座にチームを補充できるものであるため、今後も市場の成長が期待されています。

創業期はフットワークの軽い運営が求められます。事務作業などをアウトソーシングすることで、企業を成長させることに集中することができます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

また、円滑に業務を進めるには組織をしっかりと構築することも重要であり、そのための資金調達なども必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、融資やVCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BPO BPOテクノロジー BtoB アウトソーシング アシスタント オンラインアシスタント バーチャルアシスタント バックオフィス バックオフィス業務 フジ子さん 事務作業 代行 作業 株式会社 総務 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

量子インターネット実現を目的とした量子中継器・量子通信システム・関連技術の開発に取り組む「LQUOM」が資金調達
2023年1月31日、LQUOM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 LQUOMは、量子インターネットの実現に必須となる量子中継器や、量子通信システム、関連技術の開発を行っています。 開…
宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す「将来宇宙輸送システム」が3億円調達
2022年9月1日、将来宇宙輸送システム株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、インキュベイトファンド株式会社です。 将来宇宙輸送システムは、宇宙往還を可能とする輸送シス…
ブロックチェーンを使った情報流通プラットフォームを手掛ける「オケイオス」と「シミックソリューションズ」が資本業務提携
2022年10月6日、シミックホールディングス株式会社のグループ会社であるシミックソリューションズ株式会社と、株式会社オケイオスは、資本業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。 オケイ…
「SOICO」がベンチャー向け融資・助成金の調達代行サービスを開始
2020年4月10日、SOICO株式会社は、ベンチャー企業経営者向けに融資・助成金の調達代行サービスを開始したことを発表しました。 このサービスは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による資金繰り悪化…
「リアルテックホールディングス」が世界一の光吸収率と耐久性を持つ太陽熱吸収体を開発する「ナノフロンティアテクノロジー」に出資
2023年6月13日、リアルテックホールディングス株式会社は、ナノフロンティアテクノロジー株式会社に投資を実行したことを発表しました。 ナノフロンティアテクノロジーは、高度な微細化・分散技術を強みとし…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集