「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」10/31廃止予定

subsidy

厚生労働省は、「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」が2023年10月31日で廃止予定であることを発表しました。

「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」は、新型コロナウイルス感染症の影響で事業活動の一時的な縮小を余儀なくされた事業主が、在籍型出向により労働者の雇用を維持する場合に、出向元・出向先の双方の事業主に対して、その出向に要した賃金や経費の一部を助成する制度です。

出向実施計画届

新たに助成金の利用を考えている場合は、2023年10月31日までに出向実施計画届を管轄の都道府県労働局等の助成金窓口に提出する必要があります。

それ以降の提出は受理されず、助成金の申請もできません。


「産業雇用安定助成金」は、コロナ禍の影響を受けた企業において、在籍型出向労働者の雇用を維持する場合、出向元と出向先の双方を支援する助成金です。

たとえば、航空業界では社員を他企業へと出向させる取り組みがメディアで取り上げられましたが、こうした取り組みを支援するものとなります。

出向は単なる人件費の削減だけでなく、従業員が出向先で新たなスキル・知見・人脈などを得ることができるといったメリットがあります。

2020年から3年にわたって流行した新型コロナウイルス感染症は、2023年に入ってから状況が少しずつ落ち着いていきました。そして2023年5月に、5類相当に移行しました。

これによって経済活動が元に戻り、コロナ関連の特例措置や支援制度が廃止の方向になっています。

「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」も2023年10月31日で廃止予定であるため、申請を検討している企業はぜひ早めに出向実施計画書の提出を済ませてしまいましょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 出向 助成金 廃止 産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース) 補助金
詳細はこちら

2023(令和5)年10月31日で産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)は廃止する予定です

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):4次締切」「セキュリティ対策推進枠:4次締切」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):6次締切」補助事業者が採択
2023年9月12日、中小企業庁は、「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):4次締切」、「セキュリティ対策推進枠:4次締切」及び「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):6次締…
「観光地・観光産業における人材不足対策事業」補助金
観光庁は、「観光地・観光産業における人材不足対策事業」の公募について発表しました。 今後さらなる増加が見込まれる観光需要を着実に取り込み、旅行者数・旅行消費額等を増加させ、観光立国を実現するため、受け…
公共制度・補助金の認知・申請を簡単にするチャットサービス提供の「Civichat」が1,500万円調達
2021年5月25日、株式会社Civichatは、1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 公共制度を行使する際に障壁になる認知や申請の手間などの手続きを簡素化する、LINE@上のサービ…
AIデジタル弁護サービスの「弁護ロボ」など開発の「Robot Consulting」が4.5億円調達
2022年4月11日、株式会社Robot Consultingは、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Robot Consultingは、AIデジタル弁護サービスの「弁護ロ…
【農林水産省】令和7年度「野菜種子安定供給対策事業」公募
農林水産省は、令和7年度「野菜種子安定供給対策事業」の公募について発表しました。 厳しい環境の中、世界各地に分散した生産によりリスク回避できる生産・供給構造をより盤石にするため、野菜種子の安定供給に資…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集