注目のスタートアップ

マメ科の植物・バタフライピーを活用した食品・化粧品の販売・研究などを展開する「バタフライピー研究所」が資金調達

company

2023年10月2日、株式会社バタフライピー研究所は、資金調達を実施したことを発表しました。

バタフライピー研究所は、マメ科の植物「バタフライピー」を活用して食品・化粧品の販売・研究などを行うバイオテクノロジー企業です。

2021年に沖縄県で創業し、国内初の食用バタフライピーの大量栽培技術の確立に成功しています。

今回の資金は、バタフライピーのさらなる研究開発、エビデンスにもとづく商品開発に充当します。


バタフライピーは、東南アジアが原産のマメ科のハーブです。

葉は資料、未熟豆は食用として利用されているほか、その鮮やかな青い花は菓子などの染料や花茶としてハーブティーとして利用されています。

とくにバタフライピーティーはレモンなどの絞り汁を加えることで、青色から紫色へと色が変化するため、ハーブティーとして高い知名度を誇ります。

タイをはじめとするアジア諸国ではハーブティーとして飲まれたり、菓子類の天然色素として長く利用されてきました。その効果効能としては、アントシアニンによる抗酸化作用・眼精疲労・抗血液凝固作用などがいわれています。

バタフライピー研究所は、沖縄県においてバタフライピーを生産し、健康素材として食品・化粧品・医薬品などとしての研究開発や商品化を行っています。

株式会社バタフライピー研究所のコメント

このニュースを受けまして、株式会社バタフライピー研究所よりコメントが届きました。

王 鵬龍(おう ほうりゅう)
株式会社バタフライピー研究所 代表取締役社長
日本生まれの中国国籍。
・幼少期を日本で過ごし、14歳時に中国へ卓球留学。17歳時に中国で起業後、日本企業の中国進出支援を手掛ける。
・2014年日本へ帰国後にGMOグループへ参画し、デジタルコンテンツ事業やファッション系アプリの運営を歴任。
・2017年アイリス・ジャパン合同会社を創業し、キャラクターやアニメ、ゲームなどのプロデュース事業を展開。
・2019年日本初のバタフライピ―ブランド「molfon」開始
・2021年バタフライピ―の6次産業化を推進する「株式会社バタフライピ―研究所」を設立。同年3月 バタフライピ―産業推進団体発足、代表理事に就任。


株式会社バタフライピー研究所
「人と地球を健康に」をビジョンに、マメ科の植物「バタフライピー」を活用し食品や化粧品の販売、研究等を行っているバイオテクノロジー企業です。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

バタフライピーは世界的に文献が少なく、社会実装されている例が未だ少ない商材です。一方で、バタフライピーの高い抗酸化作用から健康素材としての活用が期待されており、医薬品の原料となる他、健康食品や化粧品等にも活用できる可能性が示唆されています。

当社はバタフライピーのリーディングカンパニーとして、今後さらなるバタフライピ―研究開発、エビデンスに基づく商品開発をしていきたいと考えています。調達した資金は、これらに充てて、よりスピード感をもって社会実装に取り組みます。

・今後の展望を教えてください。

創業者の 王 鵬龍 が沖縄に訪れた際に、沖縄の過酷な農業課題を知り、苦しむ農家さんを目の当たりにし、沖縄に求められる題材を求め、学びました。

そして見つけたバタフライピーの研究に関り、沖縄全体でのバタフライピーの産業化を通じて、少しでも問題解決の一助を担えればと、この会社を創業しました。バタフライピーの産業化を通じて、人と地球を健康にすべく、事業に取り組んでいます。今後よりスピード感をもって社会実装に取り組みます。

・読者へのメッセージをお願いします。

資金調達を経て、バタフライピー研究所では採用を強化しています。

業界課題の解決に取り組みたい方や、自分で起業する前に成長期のスタートアップで経験を積みたい方などはぜひ力を貸していただければと思います。

又、当社との協業に興味のある方もぜひ気軽にご連絡を頂けますと幸いです。

ビジネスの成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 6次産業 BtoB バイオテクノロジー バタフライピー バタフライピー研究所 化粧品 株式会社 植物 沖縄県 研究開発 販売 資金調達 農業 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

歴史的建造物の活用を起点としたまちづくり事業「NIPPONIA」を展開する「NOTE」と「シナジーマーケティング」が資本提携
2022年12月20日、株式会社NOTEは、シナジーマーケティング株式会社と、資本提携契約を締結したことを発表しました。 NOTEは、歴史的建築物の活用を起点に、その土地の文化資産を尊重したエリアマネ…
パーソナル・ジム「REAL WORKOUT」運営の「WORKOUT」が資金調達
2019年12月9日、株式会社WORKOUTは、資金調達を実施したことを発表しました。 パーソナル・ジム「REAL WORKOUT」を運営しています。 2019年12月現在、関東地域を拠点にグループ2…
料理人専用キャリア支援SNS「CHEFLINK」などを運営する「シェアダイン」が21億円調達
2025年8月27日、株式会社シェアダインは、総額21億円の資金調達を発表しました。 シェアダインは、料理人専用キャリア支援SNS「CHEFLINK(シェフリンク)」や、出張シェフサービス「シェアダイ…
「高温対策栽培体系への転換支援」補助金
農林水産省は、「高温対策栽培体系への転換支援」について発表しました。 2023年は前例のない記録的な猛暑に見舞われたことから、農作物の品質低下や収量減少など農業経営に大きな影響が発生しました。 地球温…
サブスク向けのAIを用いたLTV/解約率改善ツール提供の「KiZUKAI」が8,000万円調達
2020年7月13日、株式会社KiZUKAIは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サブスクリプション・サービス向けの、LTV/解約率を改善するためのツール「KiZUKAI」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集