「コロナ借換保証」

change

「コロナ借換保証」が2023年1月10から開始されています。

「コロナ借換保証」は、一定の要件を満たした中小企業者が、金融機関との対話を通じて「経営行動計画書」を作成したうえで、金融機関による継続的な伴走支援を受けることを条件に、借入時の信用保証料を大幅に引き下げる信用保証制度です。

概要

保証限度額 1億円
保証期間 10年以内
据置期間 5年以内
金利 金融機関所定
保証料(事業者負担) 0.2%等(補助前は0.85%等)
要件 売上または利益率が5%以上減少 など
その他 ・100%保証の融資は、100%保証での借換が可能
・経営行動計画書の作成
・金融機関の継続的な伴走支援
取扱期間 2024年3月31日まで(予定)
※信用保証協会に保証申込がなされたもの

コロナ禍では厳しい経営状況に置かれた企業を支援するため、金利や返済条件が優遇されたコロナ関連融資制度が創設されました。

なかでも新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業が、実質無利子・無担保で融資を受けられる「ゼロゼロ融資」は多くの企業が利用しています。

2020年に始まった「ゼロゼロ融資」は、民間の金融機関は2021年3月、政府系金融機関は2022年9月に受付を終了しています。

民間のゼロゼロ有志の返済開始時期は、2023年7月から2024年4月に集中すると見込まれていますが、現在もコロナ禍の余波は大きく、さらにエネルギー価格高騰・物価高騰の影響を大きく受けている企業も多いことから、返済が厳しい企業も相当数いることが想定されます。

そこで中小企業庁は、2022年10月28日に閣議決定された「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」を踏まえ、借換え需要に加え、新たな資金需要にも対応する信用保証制度である「コロナ借換保証」を開始しています。

起業においては日本政策金融公庫などの創業融資制度を活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、起業時の融資の注意点や、融資を受ける際のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 制度改正
関連タグ コロナ借換保証 ゼロゼロ融資 保証 信用保証制度 借換 民間ゼロゼロ融資 融資 資金
詳細はこちら

民間ゼロゼロ融資等の返済負担軽減のための保証制度(コロナ借換保証)を開始します。

資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

制度改正の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

途上国において中小零細事業向け小口金融サービスを展開する「五常・アンド・カンパニー」が175億円調達
2024年10月25日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、合計175億円の資金調達を実施したことを発表しました。 五常・アンド・カンパニーは、アジア・アフリカの12か国で事業を展開するグループ会社を…
家計簿プリカ「B/43(ビーヨンサン)」を提供する「スマートバンク」が29.3億円調達
2024年11月12日、株式会社スマートバンクは、総額29億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2024年4月に実施したデットファイナンス11.5億円とあわせ、シリーズBラウンド 1…
「新事業活動促進資金」融資
日本政策金融公庫は「新事業活動促進資金」について発表しました。 対象者 「経営革新関連」 中小企業等経営強化法に基づき、都道府県知事などより経営革新計画の承認(変更承認を含む)を受けた方(特定事業者を…
途上国において中小零細事業向け小口金融サービスを展開する「五常・アンド・カンパニー」が70億円調達
2022年11月9日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、総額70億円の資金調達を実施したことを発表しました。 五常・アンド・カンパニーは、5か国(カンボジア・スリランカ・ミャンマー・インド・タジキス…
住宅ローン・マッチング・サービス「モゲチェック」運営の「MFS」が6.3億円調達
2021年2月15日、株式会社MFSは、総額6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 住宅ローン・マッチング・サービス「モゲチェック」を運営しています。 過去4,000件以上の審査結…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集