注目のスタートアップ

AI与信審査技術などを手がける「H.I.F.」が「ハイブリッドテクノロジー」と資本業務提携

company

2023年8月31日、H.I.F.株式会社は、株式会社ハイブリッドテクノロジーズと資本業務提携を行うことに合意したことを発表しました。

H.I.F.は、AI与信審査技術の開発・提供や、法人版後払い(保証付)サービス「Fimple決済」、売掛金を保証する「Fimple保証」、AI定性与信審査SaaS「二十一式人工知能付自動与信審査回路」などを展開しています。

H.I.F.のAI与信審査技術は、従来の与信審査で評価される財務状況に加え、定性的特徴、コンプラリスク、経済動向を評価し、さらに遅延などの取引リスク発生実績をAIに与えて学習・推論させることで、大手企業・ベンチャー企業・個人まで幅広く評価できる与信審査技術です。

ハイブリッドテクノロジーズは、スタートアップやベンチャー企業に向け、ベトナムと日本の高度なエンジニア開発リソースを提供しています。

今回の提携は、双方が持つDX支援技術とAI与信審査技術を活用し双方の事業を拡大し、さらにスタートアップやベンチャー企業への成長支援にも活かすことを目的としています。


企業同士の取引において、毎回現金のやり取りは手間がかかるため、支払いを月単位でまとめる請求書払い(掛け払い)が一般的です。しかし、この請求書払いは、取引先の倒産などにより売上代金が回収できない貸し倒れのリスクを伴います。貸し倒れが発生すると、積み上げた利益が一瞬で失われるだけでなく、信用の低下も招く可能性があります。

従って、初めての取引相手については、その支払能力を信用調査会社などを通じて検証する、つまり与信審査が非常に重要です。ビジネスにおいては迅速さが重視されるため、新しい取引先を開拓する際にも与信審査を迅速に進めることが肝要です。

H.I.F.が提供するAI訂正与信スコアリングサービス「二十一式人工知能付自動与信審査回路」は、このような売掛金の入金遅延や未回収リスクを評価するサービスです。与信審査に課題を抱える企業や、より正確かつ効率的な与信審査を希望する企業に支援を提供しています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI与信審査技術 AI定性与信審査SaaS Fimple決済 Fintech H.I.F. SaaS ハイブリッドテクノロジーズ ファイナンス リスク 与信 与信審査 二十一式人工知能付自動与信審査回路 定性 審査 技術 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

位置情報AIと衛星インテリジェンスの「LocationMind」が11.6億円調達
2022年9月9日、LocationMind株式会社は、総額11億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LocationMindは、位置情報ビッグデータとIoT機器を活用した位置情報…
乳幼児向けインクルーシブブランド「IKOU」開発の「Halu」が1億円調達
2022年2月24日、株式会社Haluは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 障害のある子もない子も対象とする、乳幼児向けインクルーシブブランド「IKOU(イコウ)」を開発しています。…
BCP(事業継続計画)の策定・運用サポートサービスを展開する「CloudBCP」が5,000万円調達
2023年5月26日、CloudBCP株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CloudBCPは、BCP(事業継続計画)の策定・運用サポートサービス「CloudBCP」…
建設業向けBPaaS「Photoruction」を提供する「フォトラクション」が17億円調達
2023年7月19日、株式会社フォトラクションは、総額約17億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フォトラクションは、建設業向けBPaaS「Photoruction」を開発・提供しています。 …
家具・インテリア・家電サブスクリプション・サービス運営の「クラス」が2億円調達
2019年12月18日、株式会社クラスは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家具・インテリア・家電のサブスクリプション・サービス「CLAS(クラス)」を運営しています。 月額400…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集