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2023年8月30日量子AIクラウドサービス「AQCloud」を提供する「エー・スター・クォンタム」が7.5億円調達

2023年8月30日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額約7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
エー・スター・クォンタムは、従来の科学では解決困難な社会的課題を最適化することにより、人類の進化に貢献することを理念に2018年に創業した企業です。
量子コンピューティング技術や古典コンピュータによる数理最適化の計算手法を駆使してクラウドでサービスを提供する「AQCloud」などを展開しています。
今回の資金調達は、「AQCloud」の成長投資、財務基盤の強化、採用強化を目的としています。
近年、さまざまなテクノロジーが急速に進化し、ビジネス領域や社会基盤への実装が進んでいます。
たとえば、人工知能(AI)は大量のデータを迅速かつ高度に解析し、これにより業務プロセスの高度な自動化や効率化を実現しています。従来の企業は膨大なデータを抱えており、有益なデータであったとしても手作業では活用しきれない場面が多かったのですが、AIの出現によってこの状況が一変し、データ活用の道が切り拓かれました。
さらにもう一つの注目すべき技術として、量子コンピューター/量子コンピューティングが挙げられます。
量子コンピューターは、量子力学の原理を計算に応用したコンピューターであり、通常のコンピューターが解くのに膨大な時間がかかる課題を瞬時に解決する能力を備えています。
現在は、組み合わせ最適化問題に特化した「量子アニーリング」方式の量子コンピューターが実用化されています。近年はクラウド上で量子コンピューティングを利用できるサービスも複数提供されており、企業でも活用できる技術になってきています。
エー・スター・クォンタム社は、これらのAI技術と量子コンピューティング技術を融合させ、高速な計算処理を可能とする量子AIクラウドサービスを提供しています。
AIなどの最先端の技術は、これまで非効率的だった業務の大幅な効率化を実現するなど、大きな革新をもたらしています。こうしたテクノロジーの活用は企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探し、導入することが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。
また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
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