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VTuberのプロデュースを行うIP事業やバーチャル学園都市「MEキャンパス」の運営などを手がける「Brave group」が19.9億円調達

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2023年8月23日、株式会社Brave groupは、総額19億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Brave groupは、Virtual esportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」や、バーチャルミュージックレーベルを擁する「RIOT MUSIC」などのVTuberのプロデュースを行うIP事業、自社メタバースエンジン「Brave Engine」を活用したバーチャル学園都市「MEキャンパス」を運営するPlatform事業、esportsスクール「CR Gaming School」の運営やAI・Web3などを活用して新興領域を開拓するIncubation事業などを展開しています。

2023年は複数の海外拠点を設立したほか、IP事業において英語圏・中華圏・欧州市場を対象としたグローバルオーディションを開催するなど、グローバル展開を行っています。

今回の資金は、内外におけるM&Aやアライアンス、採用活動の強化などに充当します。


VTuberとは、イラストや3DCGのアバターを用いてライブ配信や動画投稿などの活動を行う個人または集団のことを指します。

その源流は、2016年12月にデビューしたキズナアイであり、その後VTuberという概念は活動者と視聴者の両方に広がりサブカルチャーの一翼を担うようになっていきました。

こうしたVTuberの人気から、VTuberをタレントとしてプロデュースする事業者も台頭しました。2022年6月7日には「にじさんじ」を運営するANYCOLOR株式会社、そして2023年3月27日には「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社が上場し、VTuber業界はさまざまな領域で高い注目を集めています。

今後は、5GやVRデバイスの普及が予想されています。とくにVRやその他のXR技術とVTuberのバーチャルキャラクターとの相性は良く、これによりさらなる成長が見込まれています。

Brave groupのグループ企業・株式会社バーチャルエンターテインメントが手がけるVTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」は、FPSなど競技性の高いゲームに本気で取り組むタレントを集めており、eスポーツ×VTuberを特徴としています。

すでにVTuber業界では「にじさんじ」「ホロライブ」に続く知名度・人気を誇るグループとして成長しており、eスポーツ市場の成長とのシナジーもあり、今後のさらなる成長が期待されています。

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カテゴリ 有望企業
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