創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月8日調理ロボットを開発・提供する「TechMagic」が「味の素」と資本業務提携

2023年8月7日、TechMagic株式会社は、味の素株式会社と資本業務提携を締結したことを発表しました。
TechMagicは、オーダーから調理まで厨房の一連の工程を自動化する調理ロボットの開発・提供や、調理に関する単純作業を自動化する業務ロボットの開発・提供、調理ロボットなどのテクノロジーを活用した新たな飲食店業態の開発などを手がけています。
味の素とは2021年10月から協業を開始しており、炒め調理ロボット「I-Robo」の開発において味の素独自の「おいしさ設計技術」を活用した支援などを受けています。
今回の資本業務提携により、両社は取り組みの深化・拡大を図り、調理品質の向上・調理時間の短縮・小型化を実現する進化した調理ロボットを共創します。
国内では少子高齢化が進展し、さまざまな業界で人手不足が深刻化しています。製造業の工場や物流倉庫では、業務効率化や省人化、自動化を目的に、AIを搭載したロボットの導入が進められ、すでに多くの現場の自動化や効率化に貢献しています。
一方、同様に効率化や自動化のニーズが高い食品工場においては、ロボットによる自動化が進んでいません。これは、食品工場は消費者のニーズや季節変動によって多様な製品を製造する必要があること、調理工程が複雑で柔軟な対応が求められること、不定形で柔らかい対象物が多くロボットが取り扱うことが難しいこと、といった特性があることが理由です。
しかし近年は、食品産業向けのロボットの開発が進展し、ようやく現場でも活用できる高度な自動化が可能なロボットが登場し始めています。
TechMagicは、炒め、パスタ調理、盛り付け、ドリンク提供など、さまざまな作業を自動化する調理ロボット・作業ロボットの開発を通じ、テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組んでいます。
革新的なプロダクトの開発には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携や連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | I-Robo TechMagic ロボット 厨房 料理 株式会社 自動 製造 調理 調理ロボット 資本業務提携 開発 食品 食品工場 飲食店 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年4月21日、Onebox株式会社は、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Oneboxは、クラウド型のメールサービス「yaritori」を運営しています。 メールのみ対…
2025年2月4日、農林水産省は、「2024年の農林水産物・食品の輸出実績」について発表しました。 農林水産省は、「2024年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめました。 2024年の農林水産物…
2022年5月24日、株式会社TECH MONSTERは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TECH MONSTERは、オンライン配信業務ツール「Liveアシスト」を提供し…
2023年9月15日、株式会社TSKは、資金調達を実施したことを発表しました。 独自の鉄触媒合成技術をもとに、合成反応の基礎研究や、鉄触媒を用いた材料開発を行う京都大学発の化学ベンチャーです。 ディス…
2025年5月7日、株式会社テックドクターは、総額約12億円の資金調達を発表しました。 テックドクターは、日常生活における連続的な生体データから、病気の有無や治療による変化などを客観的に示す指標である…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…