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遠隔接客サービス「RURA」を提供する「タイムリープ」が資金調達

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2023年7月31日、タイムリープ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、クラウド録画サービス「Safie」を提供するセーフィー株式会社のCVCであるセーフィーベンチャーズ株式会社です。

タイムリープは、遠隔接客サービス「RURA」を提供しています。

店舗の接客をインターネットを通じて遠隔で行うことができるサービスです。モニター・カメラ・マイクを利用し、現地の顧客とつながり、遠隔での接客を実現します。

また、翻訳機能なども搭載しているため、接客の高度化も実現できます。

今回の資金調達により、「RURA」と「Safie」の連携を強化し、店舗の省人化や接客品質向上などの顧客課題の解決を目指します。


モニター・カメラなどを利用した遠隔接客は、非対面・非接触でのサービス提供が求められるコロナ禍において注目を集めました。

また、遠隔接客は1人あるいは少人数でより多くの現場の対応が可能になることから、人手不足が深刻化するサービス業において省人化を実現するシステムとしてニーズが高まっていくことが予測されます。

ほかにも、遠隔接客においてアバターを利用することで、これまで人と顔を合わせて話したりすることが苦手な人であっても接客が可能となることから、これらの人びとの就業領域を拡張させるものとしても注目されています。

一方で、遠隔接客にもいくつかの課題があります。

たとえば、遠隔接客では主にひとつのカメラで現地の様子を確認することになるため、顧客が現在置かれている状況などを正確に把握することができず、接客の質が低下してしまうといった課題があります。

そこで、今回タイムリープはセーフィーと協業し、クラウド録画サービス「Safie」と「RURA」を組み合わせることで、リアルタイムに複数視点の映像を見つつ接客ができる仕組みを実現しています。

サービスの成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
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