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コンタクトレンズ定期便サービス「concle」を運営する「PURCHASE」が4,500万円調達

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2023年7月24日、株式会社PURCHASEは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

PURCHASEは、コンタクトレンズ定期便サービス「concle」と、眼科医院でのコンタクトレンズ販売デジタル化サービス「concle for clinic(コンクル・フォー・クリニック)」を手がけています。

「concle」は、月額3,980円(税込4,378円)で、高品質なコンタクトレンズを定期的に届けるサービスです。10日間のお試し期間を設けているほか、無料定期検診付き(半年に1度)であることを特徴としています。

「concle for clinic」は、眼科医院におけるコンタクトレンズ販売業務をデジタル化するソリューションです。仕入れ・販売・在庫管理・検品・発送などはPURCHASEが担い、導入コスト・固定費、完全無料で安定した収益化を実現できます。

今回の資金は、「concle」「concle for clinic」のさらなる顧客体験の向上、マーケティング・営業活動の拡充、オフラインイベントによるリアル展開などに充当します。


文部科学省の2021年度版「学校保健統計調査」によると、小・中・高、どの年代においても視力1.0未満の子供が増加傾向にあることがわかります。

また、コンタクトレンズの市場規模は2022年時点で2,824億円であり、年々増加傾向にあります。

コンタクトレンズは使用上のリスクがあり、不適切な使用の場合、重篤な目の障害を引き起こすことがあります。そのため、安全に使用するためには、眼科医で診察と取り扱い方法の指導を受け、適切なレンズを処方してもらう必要があるほか、定期的な検査も重要となっています。

一方、こうした処方や検査は手間がかかるものであり、多くのユーザーは手軽にコンタクトレンズを利用したいと考えています。

こうしたなか注目されているのがコンタクトレンズのサブスクリプションサービスです。

とくに1dayタイプのコンタクトレンズは、手入れなどが必要なく、毎日清潔なレンズを利用できるという利便性と安全性のメリットがあります。一方で、コンタクトを切らさないよう定期的に購入する必要があるほか、2weekタイプと比べてコストがかかるというデメリットがあります。

サブスクリプションサービスでは、中間マージンや広告費などを削減することで、1dayタイプのコンタクトレンズを安価かつ定期的に届けることで、1dayタイプのデメリットを低減しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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