注目のスタートアップ

NFT発行を中心にコミュニティ運営や演出を行う「Apas Port」が設立 2,350万円調達

company

2023年7月20日、株式会社Apas Portは、会社の設立と、2,350万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Apas Portは、NFT発行を中心にコミュニティ運営や演出を行う、Web3クリエイティブプロデュース企業です。

これまでにも数々のWeb3プロジェクトを手がけた実績のあるファウンダーが揃っており、NFTやGameFiを中心に、世界中の人の心を動かす厳選されたIPやコンテンツのNFT発行におけるサポートや、演出プロデュースを行っていきます。

今回の資金は、NFT演出プロデュース事業における体制の強化、プロダクト開発、Web3でのブランド確立などに充当します。


NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用し、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータを記録したデジタルデータのことです。

従来のデジタルデータはコピーや改竄が用意であったため、販売した著作物の不正な流通を防ぐことは困難でした。そのため企業はプロテクト技術に投資したり、データそのものを販売するのではなく、自社プラットフォーム上で閲覧する権利をユーザーに販売するといった形で対策を行う必要がありました。

一方、こうした取り組みはコストがかかるものであるため、中小企業や個人事業主はプラットフォーマーの力を借りなくてはならないことが課題であるほか、閲覧権利を販売するというビジネスモデルは、サービスが終了してしまうとユーザーが二度とデータにアクセスできなくなってしまうというリスクが指摘されており、新たな仕組みが求められています。

NFTはデジタルデータにおけるこれらの課題を解決するものとして注目が高まっています。NFTを活用することで、低コストで追跡可能かつ、ユーザーにとって価値のあるデジタルデータを提供・流通できるようになるため、さまざまな領域で活用されています。

たとえば、アニメ作品のIPを保有する企業が、アニメのデジタル原画をシリアルを入れて販売したり、オンライン上でのトレーディングカードを実現したりといった事例があります。

ほかにもNFTはゲームとの相性が良く、ゲーム内アイテムやキャラクターをNFTとすることでアイテムなどの売買を可能にし、遊んで稼ぐ(Play to Earn)ことを実現したGameFi(あるいはブロックチェーンゲーム、NFTゲーム、Web3ゲームなどとも)が登場し、Web3やゲームの領域で高い注目を集めています。

今後Web3やNFTの領域のエンターテインメントがどのように発展していくのか注目が必要です。

新たなビジネスの創出には資金が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ GameFi IP NFT Web3 クリエイティブ コミュニティ運営 コンテンツ プロジェクト ブロックチェーン プロデュース 株式会社 演出 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

渋谷区スタートアップビザ出身企業の「ekei labs」が資金調達 体内年齢の検査キットを展開
株式会社ekei labsは、資金調達を実施したことを発表しました。 このプレシード資金調達は、沖縄科学技術大学院大学と提携したファンドを運用する日本のプレシードベンチャーキャピタル、ライフタイムベン…
経頭蓋電気刺激を搭載したデバイスを開発する「Ghoonuts」が資金調達
2021年11月1日、Ghoonuts株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ニューロサイエンス(神経科学)によって人間の能力を向上させる技術を開発しています。 集中力の向上や、スポーツ・…
横浜発ギフトスイーツブランドを展開する「横浜バニラ」が3.7億円調達
2025年8月28日、横浜バニラ株式会社は、総額約3億7000万円の資金調達を発表しました。 横浜バニラは、横浜発ギフトスイーツブランド「横浜バニラ」を展開しています。 今回調達した資金は、人材採用を…
AI作成支援プラットフォーム「harBest」運営の「APTO」が6,000万円調達
2020年12月22日、株式会社APTOは、約6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI作成支援プラットフォーム「harBest(ハーベスト)」を運営しています。 AI作成のために必…
シニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」を展開する「LacuS」が1億円超調達
2024年10月29日、株式会社LacuSは、1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 LacuSは、シニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」を展開しています。 高齢化や障害…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集