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中小型IT事業のM&Aとロールアップを行う事業投資会社「FUNDiT」が資金調達

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2023年6月30日、株式会社FUNDiTは、NOW株式会社が運営するファンドと株式会社エアトリを引受先とする第三者割当増資を臨時株主総会で決定したことを発表しました。

FUNDiTは、IT領域での事業運営・IPO・M&A、金融領域でのファンド組成・商品運用経験などを有するプロフェッショナルが集まって、2021年に創業された事業投資会社です。

中小型IT事業のM&Aとロールアップを手がけています。2021年11月の設立後、40件以上のM&Aを実施し、事業の運営改善に取り組んでいます。

今回の資金は、社内体制強化のための人材採用の強化に充当します。

また、NOWやエアトリの事業基盤を活用した既存事業のさらなるバリューアップ、新規M&Aの推進効率向上に向けたプラットフォーム開発に取り組みます。


ITとは、 Information Technologyの略で、コンピューターを使ったあらゆる技術、つまり情報技術のことです。近年は、Information and Communication Technology(情報通信技術)の略であるICTがより多くの領域を包括する言葉として利用されることが多くなってきています。

いずれにしても、ICT市場は世界的に成長傾向にあり、今後は産業の中心となる存在になっていくことが予測されています。

また、近年はテクノロジーの発展が著しく、短期間で大きく成長する可能性を持った事業も数多く生まれています。そのため、IT事業への投資やM&Aが活発となっています。

一方、Webサイトなどを中心とした中小型IT事業においては競争は緩やかであることから、FUNDiTはこうした事業に目をつけ、M&Aやロールアップなどによりバリューアップを図り、事業の拡大を行っています。

株式会社FUNDiTのコメント

このニュースを受けまして、株式会社FUNDiT 代表取締役 廣瀬寛氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金は、社内体制強化のための人材採用の強化に充当します。また、NOW社やエアトリ社の事業基盤を活用した既存事業のさらなるバリューアップ、新規プラットフォーム開発に取り組みます。

・今後の展望を教えてください。

当社は中小型IT事業のM&Aとロールアップを手がけるIT事業領域専門の投資会社です。

2021年11月の設立後、40件以上のM&Aを実施し、事業の運営改善に取り組んでおります。

今回の資本提携とそこからの体制強化により、今後も同ペース以上でM&Aを実行し、運営改善と事業規模拡大に取り組んで参りますと同時に、IT事業領域に特化したM&Aプラットフォーム構築を進めてまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

米国ではスタートアップ企業の9割がM&AをExitとしておりますが、日本での同割合は3分の1以下という実態に鑑みると、その伸び代は極めて大きいものと推測されます。

今後の当社の活動が、IT領域への事業投資の一般化、スタートアップ企業にとってのより多くのExit機会提供に繋がっていくことを期待しております。

事業の拡大には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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