創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年6月26日「エイジフレンドリー補助金」

厚生労働省は「エイジフレンドリー補助金」について発表しました。
エイジフレンドリー補助金は、⾼齢者を含む労働者が安⼼して安全に働くことができるよう、中小企業事業者による高年齢労働者の労働災害防止対策やコラボヘルス等の労働者の健康保持増進のための取り組みに対して補助を行うものです。
高年齢労働者の労働災害防止コース
高年齢労働者が安全に働けるよう、高年齢労働者にとって危険な場所や負担の大きい作業を解消する取り組み等を補助。
補助金:上限100万円・経費の1/2以内
コラボヘルスコース
コラボヘルス等の労働者の健康保持増進のための取り組みを補助。
補助金:上限30万円・経費の3/4以内
高齢化の進展に伴い、日本社会・企業の人員構成が大きく変化しています。
以前の人事が構造的な限界を迎えつつあるなか、働き方の多様化や、副業・兼業の解禁などの制度の変化もあり、新たな人事の構造を構築することが重要となっています。
新たな人材活用においては、今後さらに大きな層となるシニア層の活用が考えられています。さらに生涯現役社会の推進と合わさり、シニア雇用に取り組む企業が増加すると考えられます。
企業におけるシニア雇用のメリットには、シニア人材の豊富な知識・経験を活用できる、チームに多様性をもたらすことができる、人材確保のひとつの手段になる、といったことが挙げられます。
また、こうしたシニア人材を含む労働者が安心して働くことができる環境を整備することも重要です。
「エイジフレンドリー補助金」は、中小企業の高年齢労働者の労働災害防止対策や、コラボヘルスなど、労働者の健康保持増進の取り組みを支援するものです。
コラボヘルスとは、健康保険組合等の保険者と事業主が、それぞれの役割の責任を果たしながら連携し、従業員の健康づくりを推進する取り組みのことです。事業者と保険者が積極的に連携して健康増進に向けて取り組むことで、より効果の高い健康づくりを行うことができ、さらに労働災害を防止し、生産性向上を実現できます。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。
また、補助金以外でも資金調達によって資金を確保することも重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | エイジフレンドリー補助金 コラボヘルス シニア人材 助成金 労働災害 労働者 対策 補助金 防止 高齢者 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年5月31日、国土交通省は、「再配達率削減緊急対策事業」(補助事業)の募集開始について発表しました。 宅配便の再配達率が高止まり(12%程度)し、物流事業者の負担が増えており、その改善が必要で…
2025年6月16日、中小企業庁は、「省力化投資補助金(一般型)」第1回公募の補助金交付候補者を採択しました。 「省力化投資補助金(一般型)」は、業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改…
2023年11月20日、農林水産省は、令和5年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち輸出環境整備緊急対策事業(自治体等による証明書発給等の体制強化支援事業)」の公募について発表しました。 我が…
東京商工会議所は「採択を目指そう! 夢を実現する補助金の活用方法(実践編)!」の開催を発表しました。 補助金の基礎や事業計画書を書く際のコツなどについて、今後予定されている補助金を紹介しながら解説する…
東京都は「中小企業サイバーセキュリティ対策強化サポート事業」について発表しました。 社外に持ち出される末端の端末を保護する新たなセキュリティ機器の導入支援を行うことで、中小企業のセキュリティ対策の強化…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…