注目のスタートアップ

調理ロボットを開発・提供する「TechMagic」が「キユーピー」と資本業務提携

company

2023年6月20日、TechMagic株式会社は、キユーピー株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。

TechMagicは、オーダーから調理まで、厨房の一連の工程を自動化する調理ロボットの開発・提供、調理に付随する単純作業を自動化する業務ロボットの開発・提供、調理ロボットなどのテクノロジーを活用した新たな飲食店業態の開発などを手がけています。

炒め・洗浄工程の自動化を実現する調理ロボット「I-Robo」、パスタ自動調理ロボット「P-Robo」、不定形で粘着性の高い惣菜を高精度で盛り付けできる「M-Robo」などを提供しています。

「I-Robo」は、株式会社大阪王将において2023年夏からのテスト導入が決定しています。

今回のキユーピーとの提携により、食品製造における業務自動化技術の開発に取り組み、食品工場全体における生産性の向上と人手不足への対応を両社で推進します。


国内では少子高齢化が進展し、さまざまな業界で人手不足の課題が深刻となってきています。

製造業の工場や物流倉庫などでは、業務効率化や、省人化、自動化を目的に、AIを搭載したロボットの導入が進められ、すでに多くの現場の自動化や効率化に貢献しています。

一方、同様に効率化や自動化のニーズが高い食品工場においては、ロボットによる自動化が進んでいないという状況にあります。

これは、食品工場は消費者のニーズや季節変動によって多様な製品をつくる必要があること、調理工程が複雑で柔軟な対応が求められること、不定形で柔らかい対象物が多くロボットが取り扱うことが難しいこと、といった特性があることが理由です。

しかし近年は、食品産業向けのロボットの開発が進展し、ようやく現場でも高度な自動化が可能なロボットが登場し始めています。

TechMagicは、炒め、パスタ調理、盛り付け、ドリンク提供など、さまざまな作業を自動化する調理ロボット・作業ロボットの開発を通じ、テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組んでいます。

革新的なプロダクトの開発には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携や連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ TechMagic キユーピー ロボット 厨房 料理 株式会社 自動 製造 調理 調理ロボット 資本業務提携 開発 食品 食品工場 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

川崎医科大学発RNA創薬バイオベンチャーの「クロバーナ」が資金調達
株式会社クロバーナは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)です。 クロバーナは、独自のRNA標的探索技術を基盤技術とし、がんの発…
AIテスト自動化プラットフォーム「Magic Pod」運営の「TRIDENT」が3億円調達
2021年7月7日、株式会社TRIDENTは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIテスト自動化プラットフォーム「Magic Pod」を運営しています。 モバイルアプリテスト、ブラウ…
PropTech特化のVC「デジタルベースキャピタル」が設立
株式会社デジタルベースキャピタルは、自社の設立と、PropTechに特化した最大10億円規模のファンドを組成したことを発表しました。 デジタルベースキャピタルは、PropTechスタートアップ・コミュ…
精肉通信販売業や精肉卸売業を展開する「1129」とIT企業「Wiz」が資本業務提携
2023年8月29日、株式会社Wizは、株式会社1129と、資本業務提携したことを発表しました。 1129は、鹿児島県産黒毛和牛に特化した精肉通販販売業や、精肉卸業、ふるさと納税事業、店舗事業、精肉輸…
土木業界向け建設DXサービスを提供する「Malme」が1.7億円調達
2024年3月13日、株式会社Malmeは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Malmeは、土木業界向け建設DXサービスを提供しています。 設計思想や現場作業性を理解した…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集