注目のスタートアップ

AI与信審査技術やFintechサービスの開発・提供を行う「H.I.F.」が「エアトリ」と資本業務提携

company

2023年6月9日、H.I.F.株式会社は、株式会社エアトリと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

H.I.F.は、AI与信審査技術の開発・提供や、法人版後払い(保証付)サービス「Fimple決済」、売掛金を保証する「Fimple保証」、AI定性与信審査SaaS「二十一式人工知能付自動与信審査回路」などを展開しています。

H.I.F.のAI与信審査技術は、従来の与信審査で評価される財務状況に加え、定性的特徴、コンプラリスク、経済動向を評価し、さらに遅延などの取引リスク発生実績をAIに与えて学習・推論させることで、大手企業・ベンチャー企業・個人まで幅広く評価できる与信審査技術です。

エアトリは、航空券の比較・予約やツアーの予約ができる総合旅行サイト「エアトリ」や、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業などを展開しています。


企業同士の取引では、取引のたびに現金をやり取りするのはかなりの手間がかかることから、支払いをひと月単位でまとめる、請求書払い(掛け払い)が普及しています。

しかしこの請求書払いは、取引先の倒産などによって売上代金が回収できなくなる、貸し倒れのリスクが常に付きまといます。

もし貸し倒れが発生すると、積み上げた利益が一瞬でなくなるばかりか、そのような信用のない相手と取引をしていたという対外的な信用の低下にもつながります。

そのため、初めての取引となる相手先については、きちんとした支払い能力があるのかどうかを信用調査会社などを利用して調べること、つまり与信審査が重要となります。

ビジネスではスピードが重要視されるため、新たな取引先を開拓する際、与信審査をスピーディに進めることも重要です。

H.I.F.が提供するAI訂正与信スコアリングサービス「二十一式人工知能付自動与信審査回路」は、こうした売掛金の入金遅延・未回収リスクを審査することができるサービスです。与信審査に課題を感じている企業、与信審査をさらに正確かつ効率的に行いたい企業を支援しています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI与信審査技術 AI定性与信審査SaaS Fimple決済 Fintech H.I.F. SaaS ファイナンス リスク 与信 与信審査 二十一式人工知能付自動与信審査回路 定性 審査 技術 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

BtoBセールスインテリジェンス 「Sales Marker」を開発・提供する「CrossBorder」が「Relic」と資本業務提携
2023年7月26日、CrossBorder株式会社は、株式会社Relicと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 CrossBorderは、インテントセールスを実現するBtoBセールスイン…
AIキャラクターを開発する「EuphoPia」が3,700万円調達
2023年6月6日、EuphoPia株式会社は、総額3,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。 EuphoPiaは、没入的な対話体験の実現のため、AIキャラクターの開発(Project I…
顧客満足度向上プラットフォーム「ファンくる」を運営する「ROI」がMEBO実施
2022年12月13日、株式会社ROIは、MEBO(Management Employee Buy Out)を実施し、株式会社刈田・アンド・カンパニーが無限責任組合員として運営する「刈田・ROI投資事…
CtoCビジネスに必要な機能を提供するプラットフォーム「C2Cプラットフォーム」を展開する「C2C Platform」が5億円調達
2022年8月17日、C2C Platform株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 C2C Platformは、ダイレクトマッチング事業(CtoCマッチングサービスなど)を…
国産産業用ドローンメーカーの「エアロセンス」が資金調達
2022年11月14日、エアロセンス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 2015年8月にソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社と株式会社ZMPの共同出資により設立されたドローンスタ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集