注目のスタートアップ

「ペイトナー 請求書」「ペイトナー ファクタリング」を提供する「ペイトナー」が「三井住友信託銀行」から資金調達

company

2023年5月30日、ペイトナー株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、三井住友信託銀行株式会社です。

ペイトナーは、請求書の回収・電子化・振込を自動化する「ペイトナー 請求書」や、フリーランス・個人事業主向けのオンラインファクタリングサービス「ペイトナー ファクタリング」を提供しています。

これらサービスの提供を通じ、フリーランス・中小企業の資金管理をサポートしています。

今回の資金は、組織体制の強化、プロダクトの拡充・開発に充当します。

今後、収支把握と迅速な資金調達を可能とする「キャッシュマネジメントプラットフォーム」の構築を目指す計画です。


事業者が取引先に請求書を発行し、月末締めで翌月末に支払う方法である掛け払い(請求書払い)は、法人や個人事業主などの事業者間の一般的な支払い方法として定着しています。

この掛け払いは、請求業務を月に一度にまとめて経理の負担を軽減できることや、支払いを翌月末などに伸ばすことができることなどのメリットがあります。

一方で、自身が請求する場合は、現金が翌月末にならないと入ってこないため、キャッシュフローに問題が生じるケースがあります。もし売上が黒字であったとしても、急なトラブルなどで手元に現金がなくなり、運転資金が不足してしまった場合、最悪黒字倒産ということも考えられます。

とくに中小企業やフリーランスは資金に余裕がないことから資金繰りに苦しむケースが多く、この課題解決が求められています。

そこで、近年は中小企業やフリーランスの金融面の課題解決を目的とした金融サービスを提供するFinTech企業が増加しています。FinTech企業は、請求書の早期払いを仲介するサービスや、運転資金を融資するサービスなど、中小企業やフリーランスの資金繰りを支援するサービスを提供しています。

フリーランスは副業解禁や働き方の多様化によって増加してきていることから、フリーランス向けのサービスの今後の成長が期待されています。

資金繰りがうまくいかないと、売上が黒字であっても倒産してしまう黒字倒産に陥ることがあります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期に重要視したいキャッシュフローについてのノウハウや、黒字倒産しない会社を作る資金繰り表の作成術などを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Fintech オンライン クラウドファクタリング スモールビジネス ファクタリング フリーランス ペイトナー ファクタリング ペイトナー 請求書 三井住友信託銀行 個人事業主 株式会社 管理 自動化 請求書 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

設備保全における目視巡回点検をリモート化するIoT・AIサービス「LiLz Gauge」を提供する「LiLz」が5.9億円調達
2023年4月28日、LiLz株式会社は、総額約5億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LiLzは、アナログメーターなどの目視巡回点検をリモート化するIoT・AIサービス「LiLz…
再生可能エネルギーファンドを運営する「Zエナジー」がプロジェクトファイナンスによる資金調達を実施
2022年9月21日、Zエナジー株式会社は、同社を無限責任組合員とするカーボンニュートラルファンド1号投資事業有限責任組合を通じ、株式会社三菱UFJ銀行より、プロジェクトファイナンス契約に基づく借入を…
「コベルコ建機」がリアルタイム遠隔就労プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供する「ジザイエ」に出資・業務提携
2023年5月12日、コベルコ建機株式会社は、株式会社ジザイエへの出資と業務提携を行ったことを発表しました。 ジザイエは、リアルタイム遠隔就労プラットフォーム「JIZAIPAD(ジザイパッド)」を提供…
「青山芸術」が案件・作業ごとに建築家がタッグを組める設計事務所向けプラットフォーム「architag」をリリース
2021年11月26日、株式会社青山芸術は、「architag(アーキタッグ)」を提供開始したことを発表しました。 「architag」は、案件・作業ごとに建築家がタッグを組むことで設計事務所の新しい…
「efit」のAI投資プラットフォーム「QUOREA」が「GMOコイン」に対応
2020年12月10日、株式会社efitは、「QUOREA(クオレア)」において、新たに「GMOコイン」に対応したことを発表しました。 「QUOREA」は、資産運用を強力にサポートする高度な投資AIロ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集