注目のスタートアップ

レンタルモール「カウリル」やレンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」を運営する「TENT」が1.7億円調達

company

2023年5月19日、株式会社TENTは、総額約1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

TENTは、レンタルモール「カウリル」や、レンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」を運営しています。

「カウリル」は、小売事業者・メーカー向けのクラウド型レンタルシステムと、そのレンタル品とユーザーをつなげるレンタルモールです。事業者は「カウリル」を利用することでレンタル・サブスクを手軽に始めることができます。

「ZAIKA」は、レンタルサービス運用時に発生する課題を解決できる、レンタルに特化した在庫管理システムです。RFIDやQRコードによる在庫管理を実現できます。

「カウリル」は、これまでアウトドア用品を中心に扱ってきましたが、サブスク(月額定額)機能の追加や利用プラン最適化などにより、総合的なモノのレンタル・サブスクサービスとしてサービスを拡張しています。

また、セイノーホールディングス株式会社(西濃HD)と業務提携し、レンタル・サブスクサービスの上流から下流までを一気通貫でサポートするサービスを開発します。


2022年の日本のシェアリングエコノミーの市場規模は、約2.6兆円に達し、今後さらなる成長も予測されています。

シェアリングエコノミーとは、インターネット上でモノなどの資産やスキルの提供者と利用者をマッチングするサービスとその経済圏のことです。

たとえば、個人間でモノを売買するフリマアプリ、サブスクで洋服をレンタルするサービス、全国にあるコインパーキングからクルマを借りられるカーシェア、街中にあるポートから自転車を借りられるサイクルシェア、個人間でスキルを売買するスキルシェアリングなどがシェアリングエコノミーにあたります。

こうしたシェアリングサービスは、これまで利用されていない時間があったモノの利用を最大化します。これまで大量生産・大量消費だった社会から、モノ・サービスを共同利用するモデルに転換することで効率化を図り、コスト削減・環境負荷低減を実現することで、持続可能な社会を実現できると考えられており、今後もシェアリングエコノミーは大きく成長していくことが予測されています。

TENTは、モノの貸し借りを実現するプラットフォームの提供により、レンタルサービスを展開したい事業者を支援し、さらにモノを柔軟かつお得に利用したいというユーザーとつなげています。

企業にとってレンタルサービスなどは資金に制限のある創業期において便利な存在です。「冊子版創業手帳」では、創業期にとって大きな投資となるオフィスについて、レンタルやコワーキングスペースのメリット・デメリットを比較し、おすすめの形態を解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ TENT ZAIKA カウリル サブスク サブスクリプション レンタル 在庫管理 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

空港とその周辺都市をドアツードアで結ぶ「エアポートシャトル」などを展開する「NearMe」が4.9億円調達
2024年6月13日、株式会社NearMeは、総額約4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NearMeは、AIによるルート最適化により、出発地から目的地までの移動をドアツードアで…
海外企業との取引を簡単にするグローバルマルチ決済プラットフォームを提供する「RemitAid」が5500万円調達
2024年11月8日、株式会社RemitAidは、総額5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プレシリーズAラウンドでの資金調達は総額2億円となります。 RemitAidは、海外企業との…
モビリティのシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCLING」「HELLO MOBILITY」などを展開する「OpenStreet」が「伊藤忠エネクス」と資本業務提携
2023年4月27日、OpenStreet株式会社は、伊藤忠エネクス株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。 OpenStreetは、自転車のシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCL…
AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズを提供する「HMS」が3億円調達
2022年10月20日、HMS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HMSは、AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズや、AI画像処理プラットフォーム「SiNGRAY N…
再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどを手掛ける「クリーンエナジーコネクト」が9億円調達
2023年1月26日、株式会社クリーンエナジーコネクトは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 クリーンエナジーコネクトは、RE100参加企業などに向けたグリーン電力(再生可能エネルギー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集