注目のスタートアップ

店舗情報の一括管理サービスを開発・提供する「カンリー」が10億円調達

company

2023年5月16日、株式会社カンリーは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

カンリーは、Googleビジネスプロフィール、HP、SNSの店舗アカウントの一括管理サービス「Canly(カンリー)」を開発・提供しています。

各種サービスの複数の店舗情報や口コミを一括管理することで、店舗アカウントの管理・運用コストを削減するサービスです。

今後、マーケティングを基軸に、HR・金融・その他領域にわたる店舗経営の課題をテクノロジーによって解決する統合プラットフォームへと成長させることを目指しています。

今回の資金は、新規事業への投資、既存事業の拡張、人員体制の強化に充当します。


Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)は、ビジネスプロフィールをGoogle検索やGoogleマップなどに掲載することができるGoogleが提供するサービスです。

登録することで、たとえばユーザーがGoogleマップで「ラーメン屋」と検索した場合、地図上に近くのラーメン屋が表示されます。また、Google検索の場合でもその店舗の地図が検索結果に表示されます。

事前に店舗情報を登録しておけば、営業時間や写真、お知らせなども表示することができます。

とくに飲食店などのローカルビジネスでは、顧客が必要とするときに正確な情報を提供できるかが重要です。そのため、Googleビジネスプロフィールは集客において重要なツールとなっており、現在多くの店舗が活用しています。

ところで、多くの店舗はGoogleビジネスプロフィール以外にも、TwitterなどのSNSアカウントや自社Webサイトなどを持っていることでしょう。

これらの複数のアカウント・HPを運用することは、顧客との接点を増やすために重要な取り組みなのですが、更新や管理に手間がかかるという課題もあります。

一部のアカウントのみを重点的に更新する方法や、更新が簡単なSNSのみを更新する方法を採用する事業者もいますが、Googleビジネスプロフィール、WEBサイト、SNSとで情報が異なるとユーザーが混乱する可能性があります。また、臨時休業などの情報を正確に伝えられない場合、顧客の信頼を失う可能性もあります。

そのため、これらの課題を解決するためには、店舗アカウントを一括管理できるサービスを導入することが重要です。

また、こうした一括管理サービスでは、口コミなどを分析することができる機能が搭載されていることもあります。よりデジタルマーケティングに取り組みたい事業者は、こうした機能を積極的に活用していくことが大切です。

現代においてインターネットを活用したPRは必須ともいえます。しかし創業期はコストや知識の面から満足できるPRを行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、ネット初心者のためのネットPR方法など、ネットPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Canly GBP一括管理 GMB一括管理 Googleビジネスプロフィール Googleマイビジネス HP MEO対策 SNS アカウント カンリー 一括管理 口コミ 店舗 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

タスク管理ツール「Suit UP」を開発・運営する「スーツ」が2億円調達
2024年7月1日、株式会社スーツは、合計2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スーツは、プロジェクト・タスク管理ツール「Suit UP(スーツアップ)」を開発・運営しています。 10名以上…
実証実験プラットフォーム「POCOLAB」や官民連携事業展開の「官民連携事業研究所」が資金調達
2021年12月7日、株式会社官民連携事業研究所は、資金調達を実施したことを発表しました。 実証実験プラットフォーム「POCOLAB」の運営や、官民連携アクセラレーターを運営するための人材の育成、官民…
未上場株管理ツール「FUNDBOARD」運営の「ケップル」が4.7億円調達
2021年7月14日、株式会社ケップルは、総額約4億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 VC・事業会社向けの未上場株式管理ツール「FUNDBOARD」や、スタートアップ向けの株主総…
エレベーター向けメディア開発の「株式会社東京」が3.6億円調達
2021年2月16日、株式会社東京は、総額3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エレベーター・ホールに設置するデジタル・サイネージ「東京エレビGO」を開発・展開しています。 完全…
カフェ「forucafe」やケータリング事業を展開する「フォルスタイル」と「カフェ・カンパニー」が資本業務提携
2023年3月1日、株式会社フォルスタイルは、カフェ・カンパニー株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 フォルスタイルは、ブリュレフレンチトーストやドラフトコーヒーを名物とするカフェ「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集