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「オイシックス・ラ・大地」が「旬八青果店」を運営する「アグリゲート」と今秋の子会社化を前提に投資・業務提携契約を締結

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2023年5月11日、オイシックス・ラ・大地株式会社は、株式会社アグリゲートの第三者割当増資の引き受けにより持分法適用会社化し、2023年5月10日(水)付で、アグリゲート社と業務提携契約を締結したことを発表しました。

オイシックス・ラ・大地のアグリゲートの所有株式割合は20%となり、本年秋頃の子会社化を見据え、業務提携を推進する計画です。

アグリゲートは、青果を中心とした食品小売店(八百屋)「旬八青果店」を運営しています。

商品選定と販売管理を行い、顧客との会話などのコミュニケーションを通じ、販売起点で顧客ニーズを理解することを特徴としています。

2023年5月現在、都内に6店舗(目黒警察署前店、赤坂店、五反田TOC店、旬八キッチン天王洲店、旬八弁当店五反田店、旬八弁当店田町店)を展開しています。

オイシックス・ラ・大地は、ミールキット「Oisix」、有機農産物宅配サービス「大地を守る会」、会員制宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」などを展開しています。

また、子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」などにより、サブスクリプションサービスを拡大しています。

今回の提携に先立ち、オイシックス・ラ・大地グループの株式会社豊洲漁商産直市場が、アグリゲートに水産品を卸し、「旬八青果店」が弁当にして販売する取り組みを行っています。

提携により、グループ全体でのシナジー創出を目指します。


コロナ禍において野菜・畜産肉・水産物などの生産物は、外食需要の激減によって販路が消失し、大きな打撃を受けることとなりました。

こうした生産物の販売を手がける食品効率は取引先を一気に失い、事業者ではなく一般消費者の需要を獲得することの重要性が高まりました。

一方、一般向けの食品小売としては、日本ではすでにスーパーマーケットが一定の地位を確立していることから、ただ販売するだけでは八百屋などは成長することができません。

生産物の販売において差別化を図り、付加価値を向上させるには、より質の高い商品の提案、顧客に合った商品の提案、食材に合った料理・食べ方の提案、通常のスーパーには置いてない商品の販売などさまざまな方法が考えられます。

また、仕入先についても独自ルートの開拓、生産者と連携した新たな商品の開発、より質の高い生産方法の開発・確立といった部分で付加価値をつけることができます。

アグリゲートは、生産者がこだわりをもって育てた生産物や、バイヤーが目利きした肉・魚、全国の加工品を販売する都市型八百屋「旬八青果店」を運営しています。

アパレルにおける企画・製造・小売までを行うビジネスモデルであるSPA(Specialty store retailer of Private label Apparel)を青果物流通に応用した、SPF(Specialty store retailer of private label food)モデルで八百屋事業に取り組んでいます。

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