「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定

tips

2023年4月25日、「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定されました。

「官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律」にもとづき、官公需における中小企業・小規模事業者の受注の機会の増大を図るための措置事項、中小企業・小規模事業者向け契約目標などを定める「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定されました。

今年度の基本方針では、中小企業・小規模事業者向け契約目標は、国等全体として引き続き61%、新規中小企業者向け契約目標は、3%以上と設定されています。

スタートアップを含む新規中小企業者の受注機会を増大させるため、その実現に向けた施策として、公募手続の電子化の推進、スタートアップが提供可能な新技術、新サービスについての情報提供などの措置が盛り込まれています。


国は、「官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律」にもとづき、官公需における中小企業・小規模事業者向けの契約目標や、中小企業・小規模事業者の受注の機会の増大を図るための措置事項などの方針を毎年度作成し、「中小企業者に関する国等の契約の基本方針」として閣議決定しています。

2021年度の中小企業・小規模事業者向け契約の実績は、比率が50.1%、金額が4兆6,535億円となっています。2023年度の目標は、比率が61%、金額では5兆6,598億円としており、さらに新規中小企業者の契約は3%以上を目標としています。

日本の経済は新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたものの、コロナ禍が落ち着きつつある現在では、経済回復の兆しも見えており、景気の持ち直しが期待されています。

中小企業にとって国・自治体などとの取引は、入金遅滞・未回収・貸し倒れといったリスクがないこと、社会的信用・ブランド力が向上すること、実績となることといったメリットがあります。とくに取引先開拓が重要なスタートアップにとってはメリットが大きいものとなっています。

新規顧客開拓においては展示会の活用なども重要です。コロナ禍が落ち着き、リアルイベントも開催できるようになったことから、展示会は再び盛り上がりを見せています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、展示会の活用方法について詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ 中小企業 令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針 基本方針 官公需 小規模企業 閣議決定
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦(中堅・中小成長投資補助金)」2次公募の採択結果が発表
2024年10月15日、「中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦(中堅・中小成長投資補助金)」2次公募の採択結果が発表されました。 2次公募の有効申請件数605件のうち、書面およ…
【東京都】宇宙関連機器およびソリューションの開発・改良を支援「宇宙製品等開発経費助成」【最大1億円助成】
公益財団法人東京都中小企業振興公社「宇宙製品等開発経費助成」のご案内です。 今後の市場拡大が見込まれる宇宙産業における、都内中小企業・スタートアップ等のビジネスチャンス獲得を後押しするため、宇宙関連機…
【8/4締切】国内最大級のトレードショー「産業交流展2025」出展者募集中
「産業交流展2025」のご案内です。 「産業交流展」は、東京都と経済団体が主催する、首都圏の中小企業向けの大規模展示会です。 個性あふれる中小企業などの優れた技術や製品を一堂に展示し、販路拡大、企業間…
地域中小企業向け副業・兼業プロ人材マッチングサービスを展開する「JOINS」が1.6億円調達
2023年6月30日、JOINS株式会社は、総額約1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 JOINSは、地域中小企業向け副業・兼業プロ人材マッチングサービス「JOINS」を運営して…
【7/10 18:00締切】「中小企業新事業進出補助金」第1回公募
「中小企業新事業進出補助金」第1回公募のご案内です。 既存の事業とは異なる、新市場・高付加価値事業への進出にかかる設備投資等を支援する補助金です。 対象者 企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦を行…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集