「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」15次締切 7/28締切

subsidy

2023年4月19日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」15次締切の公募開始について発表しました。

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」は、中小企業・小規模事業者などが今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革・被用者保険の適用拡大・賃上げ・インボイス導入など)に対応するために中小企業・小規模事業者などが取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資などを支援するものです。

中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に必要な設備・システム投資等を支援する「通常枠」、業況が厳しい事業者が賃上げ・雇用拡大の取組に資する生産性向上に必要な設備・システム投資等を支援する「回復型賃上げ・雇用拡大枠」、DX に資する生産性向上に必要な設備・システム投資等を支援する「デジタル枠」、温室効果ガスの排出削減に資する取組に応じた生産性向上に必要な設備・システム投資等を支援する「グリーン枠」、海外事業の拡大等を目的とした設備投資等を支援する「グローバル市場開拓枠」があります。

類型 補助上限額 補助率
通常枠 750万円~1,250万円 1/2(小規模事業者・再生事業者は2/3)
回復型賃上げ・雇用拡大枠 2/3
デジタル枠
グリーン枠 エントリー 750万円~1,250万円
スタンダード 1,000万円~2,000万円
アドバンス 2,000万円~4,000万円
グローバル市場開拓枠 3,000万円 1/2(小規模事業者は2/3)

公募期間

15次締切:2023年5月12日(金)~2023年7月28日(金) 17:00


「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」は、中小企業の革新的サービスや試作品開発、生産プロセスの改善を目的とした設備投資などを支援する補助金です。

中小企業向けの補助金として人気があり、インターネット上にも解説する記事が多く、申請に当たっての情報収集がしやすいというメリットがあります。

2023年度(14次締切以降)の「ものづくり補助金」は、従来の「ものづくり補助金」といくつかの大きな変更点があります。

1. グリーン枠について3段階の補助上限額が設定
第13回締切までの補助上限額は1,000万円~2,000万円以内でしたが、第14回締切以降は、エントリー・スタンダード・アドバンスと温室効果ガス排出削減の取り組みに応じて3段階が設定され、その補助上限額は、エントリーで750万円~1,250万円以内、スタンダードで1,000万円~2,000万円以内、アドバンスで2,000万円~4,000万円以内となります。

2. 海外展開支援の強化
これまで補助下限額が1,000万円だったものが100万円に引き下がっており、使い勝手が良くなっています。さらにブランディング・プロモーションなどが補助対象経費に追加されています。

3. 大幅な賃上げによる補助上限額の引き上げの特例
補助事業終了後、3年~5年で大幅な賃上げに取り組んだ事業者は、申請枠の補助上限が100万円~1,000万円上乗せされます。

賃上げは経済回復のために重要なものですが、コロナ禍により疲弊した中小企業では賃上げに対応することが難しいという課題があります。そのため国・自治体が実施する補助金・助成金制度を活用することが重要です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 ものづくり補助金 中小企業 助成金 補助金
詳細はこちら

ものづくり補助金総合サイト

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「中小企業省力化投資補助金」 「申請における留意事項」が更新 「効果報告の概要」「補助事業の実施及び実績報告の手引き」が公開
2024年11月20日、「中小企業省力化投資補助金」における「省力化製品・製造事業者登録申請の手引き」が更新されました。 また、「効果報告の概要」「補助事業の実施及び実績報告の手引き」が公開されました…
「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」3次・4次公募
環境省は、令和6年度「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」の3次・4次公募について発表しました。 意欲的なCO2削減目標を盛り込んだ計画の策定支援を行う事業(CO2削減…
【東京都】「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」補助金
東京都は、「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」の公募について発表しました。 エリア単位で観光関連事業者等が連携し、AI等先端技術を活用した観光地の面的な高付加価値化を図る取り組みを支援し…
「小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第4回)」公募開始
中小企業庁は、「小規模事業者持続化補助金(第4回)」の公募要領を公開しました。 令和6年能登半島地震により、生産設備や販売拠点が大規模な損害を受け、顧客や販路の損失という状況に直面している被災地域の小…
令和6年度「健康経営制度運営事業」補助金
2024年2月14日、経済産業省は、令和6年度「健康経営制度運営事業」に係る補助事業者の公募について発表しました。 健康経営に取り組む企業等を顕彰する「健康経営優良法人認定制度」を通じて、健康経営に関…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集