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位置情報共有アプリ「whoo」を運営する「LinQ」が「MIXI」から最大20億円調達へ

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2023年4月17日、株式会社LinQは、株式会社MIXIから2024年3月末までに条件付きで最大約20億円の資金調達を段階的に実施することを発表しました。

LinQは、位置情報共有アプリ「whoo」や、匿名質問アプリ「ninjar」などのモバイルアプリを開発・運営しています。

「whoo」は、位置情報を家族や特定の友人同士で共有できるアプリです。

相手のオンライン・オフラインといったステータス、滞在時間、充電残量、経路・移動時間などの情報を確認できるほか、チャット機能によりコミュニケーションを行うこともできます。

2022年12月にサービスを開始し、2023年3月にはダウンロード数が1,000万DLを突破しています。

今回の資金調達により、事業成長の将来性が高い「whoo」の機能追加や付加価値の向上、開発体制の強化などに投資を行っていきます。


位置情報共有アプリとは、地図上で自分・相手がいる場所をユーザー同士で共有できるアプリです。

当初女子高生の間で流行し、それから10代~20代のユーザーへと広がっていったといわれます。

位置情報を常に共有するということはプライバシーが明らかになるということであるため、どうしてそのようなアプリを利用するのか、何が楽しいのかと思う人は多いでしょう。

こうした位置情報共有アプリが流行した理由は、SNSの流行によってすでにプライベートな情報を身内に公開することに慣れている、位置情報を確認して暇をしている・近くにいる友人に呼びかけることができるといったことが理由であるといわれています。

もっともシェアの高かったアプリは2015年にリリースされ、日本では2019年から流行した「Zenly」です。しかし「Zenly」は2023年2月にサービスを終了したため、代替となるアプリが求められています。

「whoo」は「Zenly」の代替として注目されている位置情報共有アプリであり、今後の成長が期待されています。

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