注目のスタートアップ

アパレル向け業務一括管理クラウドを提供する「L-DX」と「ピアズ」が資本業務提携

company

2023年4月14日、株式会社ピアズは、L-DX株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。

L-DXは、アパレル業界向けオールインワンクラウドシステム「L-DX(エルディーエックス)」を提供しています。

企画・デザイン、発注、生産管理、在庫管理、店舗・EC運営、顧客管理、予算・MD管理などの業務を一括でスマート化するクラウド管理システムです。

ピアズは、店舗DX事業や、働き方革新事業、セールスプロモーション事業などを展開するコンサルティングファームです。

今回の提携により、ピアズの店舗DX事業における「L-DX」などの活用、オンライン接客のデータ活用・分析、開発の受託・サポートなどにおいて協業します。


経済産業省は、もし国内企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、テクノロジーとデータの活用により事業活動を変革し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

現在さまざまな業界でDXが推進されていますが、なかでもアパレル業界はDXに乗り遅れている業界のひとつといわれています。

アパレル業界のテクノロジー活用が進まない理由はいくつかあります。たとえば、アパレル業界のものづくりはアナログな運用が続いていること、感性・感覚の比重が大きいと捉える事業者が多いこと、実物を手に取ってもらうことが重要であるためEC化が進みにくいこと、アパレル業界側がトレンドをつくる構造であったため顧客に関するデータが不足していることなどが挙げられます。

一方、近年のアパレル業界は、コロナ禍によって企業・消費者の関わり方が大きく変化し、デジタル化の必要性が高まっています。

また、アパレル業界において大きなビジネスモデルとなっているファストファッションは、余剰在庫、衣類の大量廃棄、大量の水の使用・マイクロプラスチックの排出などの環境問題、生産工程における過酷な労働などさまざまな問題を抱えており、強い批判にさらされています。

L-DXは、オールインワン業務システム「L-DX」の提供を通じ、デジタル化・DXの重要性が高まるアパレル業界を支援しています。

デジタル化は企業を成長させるために重要な取り組みです。創業期は一からシステムを導入できるため、もっとも効率的な形でシステムを構築できるというメリットがあります。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DX EC ERP L-DX アパレル エルディーエックス オールインワン クラウド ピアズ ファッション 一括 一気通貫 在庫管理 店舗 店舗DX 株式会社 業務 生産管理 管理システム 資本業務提携 顧客管理
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウド型倉庫在庫管理システム「W3」を中心に物流のDXを推進する「ダイアログ」が5.5億円調達
2024年12月9日、株式会社ダイアログは、総額5億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、金融機関4行から総額1.3億円の融資を受け、エクイティとデット合計で6.8億円の調達を完…
コミュニケーション・ロボット開発・提供の「ユカイ工学」が5億円調達
2020年3月5日、ユカイ工学株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家族をつなぐコミュニケーション・ロボット「BOCCO」や、しっぽのついたクッション型セラピー・ロボット「Q…
チーム・コラボレーション・ツール「toaster team」運営の「noco」が7,500万円調達
2020年10月8日、noco株式会社は、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 チーム・コラボレーション・ツール「toaster team(トースターチーム)」を運営しています。…
バックオフィス向けクラウドサービス「ジンジャー」提供の「jinjer」が資金調達
2022年6月23日、jinjer株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年3月23日には、総額約51億円の資金調達を発表しています。 jinjerは、バックオフィス向けクラ…
時間管理ツール「TimeCrowd」を提供する「タイムクラウド」が資金調達
2023年4月14日、タイムクラウド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 タイムクラウドは、時間管理ツール「TimeCrowd(タイムクラウド)」を提供しています。 業務時間を記録しチー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集