注目のスタートアップ

メタバースプラットフォーム「RYUGUKOKU」の運営やメタバース技術の提供などを手がける「JP UNIVERSE」と「凸版印刷」が資本業務提携

company

2023年4月12日、JP UNIVERSE株式会社は、凸版印刷株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

JP UNIVERSEは、『ファイナルファンタジーXV』のディレクターを務めた田畑端氏が立ち上げたメタバーススタジオです。2023年3月27日付で凸版印刷が基本合意書を締結したTBT Lab株式会社の傘下にあります。

メタバース空間構築ツール「PEGASUS WORLD KIT」や、メタバースプラットフォーム「RYUGUKOKU」の構築・運営を行っています。

今回の提携により、凸版印刷が有するVRテクノロジーや企業向けメタバーステクノロジーと、JP UNIVERSEが有するゲームとメタバースの融合テクノロジーやUX構築ノウハウをかけ合わせ、企業・行政機関向けの高品質なデジタル空間基盤の提供を行います。

さらに、両社が個別に開発するメタバースを接続し、相互往来できる「メタバース相互連携基盤」を開発するため、両社の技術や人材の交流を進めます。

凸版印刷は、高精細・低遅延なリアルタイムレンダリング機能を持つビジネス向けメタバースサービス基盤「MiraVerse(ミラバース)」を提供しています。


メタバースとは、大雑把にいえばインターネット上に構築された仮想空間のことであり、大規模かつ自由度の高さを特徴としています。

メタバースには、ブラウザから利用できるものから、VRゴーグルといった専用のデバイスを利用するものなどさまざまな種類があります。

とくにVRゴーグルを利用するタイプのメタバースは現実空間では不可能な空間・動作を実現できることから、ゲームや音楽ライブなどのエンターテインメントの領域で注目が高まっています。

さらにビジネスにおける活用事例も模索されており、仮想空間を利用した不動産の内見やモデルハウス、大規模商談会などにおいてすでに活用され、今後の成長が期待されています。

一方、こうしたメタバースや仮想空間の構築は高い専門性が必要となり、その開発にもコストがかかることから、メタバース・仮想空間を簡単に開発することができる基盤やサービスのニーズが高まっています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める他社との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ JP GAMES JP UNIVERSE MiraVerse TBT Lab UNIVERSE VR XR スタジオ プラットフォーム ミラバース メタバース 仮想空間 凸版印刷 株式会社 田畑端 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ARグラス用ディスプレイモジュールを展開する「Cellid」が5億円調達
2022年12月16日、Cellid株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、ARグラス用のディスプレイモジュールと空間認識ソフトウェアを開発・提供しています。 …
システムマネジメント事業を主軸とするMSP事業者「アイティーエム」が「テリロジーホールディングス」と資本業務提携
2023年5月25日、アイティーエム株式会社は、株式会社テリロジーホールディングスと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 アイティーエムは、さくらインターネットグループの事業会社で、MCSSP…
提案資料作成クラウド「SmartSlide」提供の「ワッツユアリッチ」が3,000万円調達
2021年12月1日、株式会社ワッツユアリッチは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 提案資料作成クラウド「SmartSlide(スマートスライド)」を提供しています。 提案書…
災害対策長距離無人航空機の実用化を目指す「テラ・ラボ」が3億円調達
2020年5月20日、株式会社テラ・ラボは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 大規模災害発災直後の人命救助や救援・復旧作業のために、被災地情報を迅速に収集・分析できる長距離無人航空機…
「かごしまスタートアップ支援ファンド」が地方創生×データ分析の「Village AI」に投資を実行
2023年1月16日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社チェンジ、および株式会社チェンジ鹿児島と共同で2022年6月に設立した「かごしまスタートアップ支援投資事業有限責任組合」より、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集