注目のスタートアップ

映像解析AIプラットフォーム「SCORER」を運営する「フューチャースタンダード」が資金調達

company

2023年3月14日、株式会社フューチャースタンダードは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、IXホールディングス株式会社です。

フューチャースタンダードは、映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」や、映像解析AIを活用した交通量調査やウイルス対策などのソリューションを展開しています。

「SCORER」は、カメラや映像に関する最新技術をブロックのように組み合わせることで、映像解析AIを活用したシステム開発を安く・早く・簡単にするプラットフォームです。

今回の資金は、映像解析AIの導入をサポートするコンサルタント人材、プラットフォーム開発に向けた人材の拡充に充当します。

IXホールディングス(旧:株式会社マスヤグループ本社)は、三重県伊勢市に食品会社として創業した企業です。食品・酒造、高齢者介護、観光、ホテル、結婚式場、飲食などの事業を展開しています。

これまでフューチャースタンダードは、オープンイノベーションプログラム「TOKOWAKA-MIE BUSINESS BUILD」を通じ、IXホールディングスにおける食品製造業における課題解決に協力して取り組んできました。

今後、こうした取り組みによって得られた知見・ノウハウ・成果を「マスヤメソッド」として知的財産化し、将来的には全国の中小企業の課題解決のための有益なソリューションとして提供していく計画です。


コンピューターの計算能力の向上により、機械学習が進歩しAIは急速な発展を遂げました。

現在AIはさまざまな領域で活用されており、ビジネスの高度化・業務効率化にとって重要な技術へと成長しています。

AIはこれまでコンピューターが扱うことが難しかった、テキスト・画像・音声など非構造化データと呼ばれるデータの高度な分析・解析を可能にしました。

とくに画像認識は、カメラというありふれた機械でありながら、さまざまなデータの取得や解析ができることが特徴的です。

画像認識は応用範囲が広く、工場における製品・部品の不具合検出、防犯カメラにおける不審者・異常行動の検知、交通量調査、スポーツにおける動作解析など、さまざまな領域で効率化や革新をもたらしています。

フューチャースタンダードは、カメラ・映像に関する技術・AIをブロックのように組み合わせ、誰でも簡単に画像解析・映像解析AIシステムを構築できるプラットフォーム「SCORER」の提供により、企業への映像解析AIの導入を支援しています。

AIといった最新技術は業務効率化にとって欠かせない技術となってきました。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI SCORER サービス フューチャースタンダード プラットフォーム マスヤ マスヤグループ本社 映像 映像解析AI 株式会社 画像解析AI 解析 調査 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スキマバイトサービス運営の「タイミー」に香港と米国の機関投資家が新たに資本参画
2022年5月18日、株式会社タイミーは、セカンダリー取引ラウンドを実施し、香港・Aspex Managementと、米国・Woodline Partnersが新規株主として資本参画したことを発表しま…
電子トレカを用いたファンシステム「ORICAL」など提供の「ventus」が2.75億円調達
2021年12月20日、株式会社ventusは、総額2億7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電子トレカを用いたファンシステム「ORICAL(オリカル)」など、スポーツ・エンタメ領域…
AI契約書レビュー支援ソフトウェア提供の「LegalForce」が30億円調達
2021年2月17日、株式会社LegalForceは、総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」や、クラウド契約書管理システム「…
電・発電デバイスに向けたカーボン新素材を開発する「3DC」が2.5億円調達
2024年1月23日、株式会社3DCは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 3DCは、革新的カーボン新素材「グラフェンメソスポンジ(GMS)」の開発・製造・販売を行う、東北…
オンライン展示会「IT&MARKETING EXPO」運営やイベントテック事業展開の「ストラーツ」が2,500万円調達
2020年11月18日、株式会社ストラーツは、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン展示会「IT&MARKETING EXPO」などBtoB向けイベント事業の運営や、大…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集